宍戸留美のアルバム

『Ruminescence』(2013)は

上田健司全面プロデュースで

上田が書き下ろした曲の他に

上田自身のソロ曲や

さまざまなアーティストに提供した曲が

何曲かカバーされています。

 

そのカバー曲の中で

たぶん、いちばん有名なのが

キョンキョンこと

小泉今日子が創唱者の

「samida-rain」ではないか

と思います。

 

 

宍戸留美の歌唱で

初めて聴いたときは

綺麗に脚韻を踏んでいるフレーズ、

特にサビの部分が

非常に印象に残ったものでした。

 

そこでオリジナルが聴きたくなり

キョンキョンのバージョンを

収めたCDは何だろうと思って

いろいろ検索して見つけたのが

『Nice Middle』でした。

 

『Nice Middle』初回盤

(ビクターエンタテインメント

 VIZL-309、2008.11.26)

 

カバーと聞くと

どうしてもオリジナルを

聴いてみたくなるタチなのに加え

モノとして持っておきたい

という人間なので

当たりがつくと同時に

さっそく購入した次第です。

 

DVD付きの初回盤と

通常盤の2種類

出ていますが

どうせ買うのならと思い

初回盤を購入。

 

したがって上記

CDの販社コードは

初回盤のものです。

 

 

聴くだけなら

テレビで歌ったときの映像が

YouTube にアップされていますので

それで充分なんですけどね。

 

せっかくですから

YouTube にアップされている映像を

貼り付けておくことにします。

 


 

最後のテロップでも分かる通り

上田健司自身が演奏に参加しています。

 

 

アイドルとしてのキョンキョンは

『ザ・ベストテン』(1978〜89)などの

歌謡番組で観るくらいだったし

役者としてのキョンキョンは

映画『快盗ルビイ』(1988)を

たまたま観てるくらいで

近年の『あまちゃん』(2013)すらも

観ていない人間でして

まあ、コアなファンではありません。f^_^;

 

以前、こちらのブログで取り上げた

カバーアルバムを除けば

今回の盤が、初めて買ったフルの

オリジナルアルバムではないか

というくらいでして。

 

 

それでも聴いていると

これぞ

年を重ねたキョンキョンの声であり

キョンキョンのスタイルである

という感じが

伝わってきます。

 

「samida-rain」以外は

知らない曲ばかりですけど

「小泉今日子はブギウギブギ」

なんて曲が混ざっているあたり

らしいなあ、とか思ったり。

 

当世風のナイス・ミドルらしい空気感

若々しさと年相応の落着きが

心地さを感じさせる1枚なのでした。


 

『Ruminescence』は

宍戸留美30代最後のアルバムとして

リリースされたわけですけど

そこで、キョンキョンの

アラフォー世代へのエールを

コンセプトにしたアルバムの曲が

ぴったりとハマるあたり

プロデュースした上田健司の

センスのなせるわざ

ということでしょうか。

 
それとも宍戸留美の
セルフ・プロデュースのなせる
結果なんでしょうか。
 
 
以上、今回は
敬称略になっちゃいましたが
ご了承あれ。
 
なお、キョンキョンの
このアルバムに対する想いは
以下のページで読むことができます。
 
 
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