マイミクさんの記事で

作曲家の小川寛興(おがわ・ひろおき)が

先日、7月19日に亡くなったことを

知りました。

 

そこで追悼もかねて

少し前に

横浜のディスクユニオンで見つけた

小川寛興のCDを聴いています。

 

『小川寛興 TV・映画作品集』

(サウンドトラックラボラトリー

 STLC-001〜002、2012.11.7)

 

販売がキングレコードで

そちらのシリアル番号でしょうか

NKCD-6617〜18 というCD番号も

併記されています。

 

見つけた時は

こんなものが出ていたのかと

びっくりさせられました。

 

 

小川寛興といっても

たぶん多くの人は

あまり知らないのではないか

と思います。

 

でも、多くの人が

小川寛興とは知らずに

一度はその曲を

耳にしているのではないか

とも思います。

 

自分の場合もそうで

子どもの頃からよく耳にしていますが

それが小川寛興の作曲だということを

知ったというか、意識したのは

藍川由美の2枚のCD

『あの子はたあれ』(1997)と

『東京行進曲』(同)を

聴いてからでした。

 

特に、これは前にも書きましたが

「少年探偵団のうた」の

ピアノ・アレンジがすばらしい。

 

 

その「少年探偵団のうた」は

今回のCDには収録されていませんが

代わりにというか何というか

えっ! これも小川寛興だったの?!

と驚かされるような

お馴染みの曲が多数収録されており

蒙を開かれました。

 

たとえば

子どもの頃に何気なしに観ていた

『遠山の金さん捕物帳』(1970〜73)と

『素浪人天下太平』(1973)の主題歌が

小川寛興であることを

このCDで知ったくらい。

 

子どもの頃に

何気なしに観ていたアニメ

『イルカと少年』(1975)の

白石冬美の歌う主題歌も

小川寛興の作曲だと

本CDで知ってびっくり。

 

 

「月光仮面は誰でしょう」

「七色仮面の歌」

「豹(ジャガー)の眼」

「快傑ハリマオの歌」といった

宣弘社系のヒーロー・ソングは

どれも傑作ですし

東映系だと『仮面の忍者赤影』の

「忍者マーチ」と「赤影の歌」が

自分にとって

どストライク・ソングです。

 

50年代後半から

60年代前半にかけての

古い特撮ソングや

子ども向けドラマ好きであるなら

足を向けては寝られない

存在ではないでしょうか。

 

 

表紙・裏表紙を入れて

56ページもあるブックレットには

収録曲の解説の他

ロング・インタビューと

主要作品リストが載っています。

 

このリストが実に壮観なんですが

歌謡曲が省かれているのが残念。

 

 

歌謡曲(流行歌)では

レコード大賞の作曲賞を受賞した

「さよならはダンスの後に」が

やっぱり代表作なんでしょうけど

他にもあるはず。

 

歌謡曲分野での

小川寛興の仕事がまとめられると

とても嬉しいんですけれども。

 

 

あと、アレンジャーとしての

小川寛興の顔も

知りたいところですね。

 

自分で調べろよ

といわれそうですが。f^_^;

 

 

なお、本盤収録曲については

以下で確認できます。

 

http://www.soundtrack-lab.co.jp/products/cd/STLC001.html

 

多彩な作品とともに

ヴォーカルを担った

豪華なアーティストにも

ご注目ください。

 

 

最後になりましたが

遅れてきた一ファンとして

故人のご冥福を祈ります。

 
 
ペタしてね
 
 
●訂正(翌日23:00頃の)
 
「さよならはダンスの後に」を
「ダンスの後で」と誤記していましたので
直しておきました。
 
ちょっと情けない。(´・ω・`)