(集英社マーガレット・コミックス、2017.2.28)
Cocohana ver. 恒例の
巻号数の外に付くサブタイトルは
「いつも旅行中」です。
おととい
国会図書館の調べものを終えて
新宿のディスクユニオンに寄った帰りに
近所の本屋で見つけました。
今回はもう
冒頭のエピソード
「ライオン アンド ユニコーン」から
引き込まれましたですよ。
どうしてこの作者はこんなに、
自分の発言が無神経だと
気づかないくらい
無神経な人間を描くことが
上手いんでしょう。
あと、今回は
「リトル・カントリー」の
ドールハウス・ショップと
向かいの弁当屋が
別のエピソードで
重要な役割をはたすなど
ちょっと連作風の作りでした。
これまでのエピソードでも
同じキャラクターが
別の話にまたがって登場することは
もちろんありました。
ただ、その場合
別の巻にまたがって
再登場していたように
記憶しているので
今回のように
1冊の中で複数回、登場するのは
ちょっと珍しい気がした次第です。
自分が忘れているだけかもしれませんし
たまたまだとは思いますけど。
新キャラクターである
ドールハウス・ショップの店長は
明確には表現されてませんけど
もしかしたらゲイかも知れません。
作者は
マイノリティに対して
優しい視線をもっているだけに
あるコマを見たとき
そういう設定かと思ったのですが
違ってたらごめんなさい。
もしそうなら
そこらへんの設定が
今後の物語にも関係してくるのかどうか
ちょっと楽しみだったりしてます。
「楽しみ」というのは
不謹慎かしら。
また、久しぶりに
知世のお父さんの担当編集者
北原さんが出てくるエピソードがあって
それがなかなかいいんだなあ。
前回出てきたばかりの
知世の「ひーばーちゃん」の話もあり
これもいいなあ。
ま、全部いいんですけどね。(⌒▽⌒)
特ヲタ的には
昔ヒーローを演じていた役者が出てくる
「クリアデイ」が
おすすめかも。
もっとも最近の特撮ファンは
この程度では感動しないかも
知れないですけど。
「最近の特撮ファン」
というふうなくくりは
ちょっと乱暴でしたかね。(^▽^;)
「クリアデイ」の中で
役者が呟いている
『晴れた日には永遠が見える』(1970)は
実際に存在する「昔の映画」です。
検索して知りました。(^^ゞ
知らなかった自分を
情けなく思うと同時に
これから観る楽しみができて
嬉しい自分でもあるのでした。
どんな映画なんだろう(どきどき)
前回の
Cocohana ver. 第4巻が出たのが
昨年の4月ですから
次はまた1年
待つことになるのかあ。
うーん、つらい……
でも、来年の春が
今から楽しみだったり。(^_^)