13日(水)25:40から
FM NACK5
『ラジオのアナ』枠内で放送された
『R WORLD RADIO』
今回もライブで聴けました。


オープニング・トークで
本日はゲストとして
映像作家の丹修一さん
映画監督の遠山昇司さん
サウンド・デザイナーの都田和志さんを
招いたことが話され
丹さんに撮っていただいた
楽曲でもあります
というふうに紹介されて
「Until the Justice」が
かかりました。

今回のゲストは
7月16日(土)から公開される
映画『マジックユートピア』(2015)の
監督(ダブル監督)と
サウンド・デザインを手がけた方々で
丹さんは
上でもふれたように
Raychell さんのPVを撮られた方
都田さんは
Raychell さんの事務所の社長
という御縁になります。


曲が終わった後
まずは各人から自己紹介がありました。

丹さんは映像作家で
MVやテレビ・コマーシャルを
作ったりされているそうです。

遠山さんは映画監督で
ご出身が熊本ということもあり
今まで採ってきた映画4本は
すべて熊本が舞台なのだそうです。
映画を撮りつつ
いろんなアート・プロジェクトも
手がけたりしてらっしゃるそうです。

都田さんは
古くからの長澤奈央ファンにはお馴染み
エースクルー・エンタテイメントの
代表取締役、すなわち社長です。

都「すごいちょっと緊張してますね、
Raychell の横にいると(笑)」
R「そうですね、
なんせ、事務所の社長なので(笑)
社長がこの番組に出ていただけるの、
ほんと嬉しいです」
都「たぶん最初で最後だと思いますね」

というようなやりとりもありました。


続いて
映画『マジックユートピア』を
オフライン(仮編集)で観たという
Raychell さんから
映画の感想が話されました。

答を探したくなるような映画なんだけど
答が見つからないような映画でもある
とのことです。

観る人の育ってきた環境とか
今まで経験したこと
その経験値によって
答というか、観る視点が
全部違ってくるものだなあと
思ったそうです。

例えば10代で観た答とか、
20代で観る意見とか、
30代で観るもの、40代、
それぞれの世代が
今まで経験してきたものを
ふまえて観た時に
それぞれ視点が
全部違って来るんじゃないかなと思った
と話していると、丹監督でしょうか
「まさしくその通りです」
という合の手が入ってました。

長い目で見たい映画だな、
作品だなと思った
と感想をまとめてから
本日のゲストに
お話を聞いていきました。


この作品はどのような内容なんですか
という Raychell さんの質問に
まずは丹監督が
以下のように答えてました。

「あまり詳しい内容までは
話せないところではあるんですが
さっき Raychell さんがおっしゃったように
自身の経験だったり
周りで起こっている出来事だったり
それが全部自分に
鏡を見ているように
映し返えされるようなところが
いっぱいあるとは思うんですね。
なので、観るたびに
映画の内容を違った風に感じられるとか
さっきおっしゃった
年代が違うというのは
大きな比較(視角?)ですし
同じ方でも
一週間、時間をおいて
もう一回この映画を観ると、
たぶん一週間の経験というのが
何かしらあるじゃないですか
でも自分はもうそこにはいない
なので一週間後に観るだけで
たぶん違う感じ方を
受けるような映画だと思います。
ちょっと欲張りですけど
何度でも観ていただきたい
というのがいちばん(笑)」

続いて遠山監督のお話。

「この映画は熊本で撮影したんですが
主人公が3人いるんですよね。
1人は米村亮太朗さん。
ポツドールという劇団の看板俳優で
僕がすごく大好きな役者さんなんですけど
この方が演じる青年の役。
柳英里紗さん。
去年『ローリング』という映画で
すごく注目されてて
今もいろんな映画に出られてる
女優さんが演じる
理沙っていう少女。
そして和田周さん。
「夜の樹」という劇団の
主宰をされている方です。
この3人が織りなす
ある種オムニバス形式のような物語には
なっていますね。
おのおのが抱えている孤独だったり
求めているものとか失ったものとか
そういったものが
映画が進むにつれてクロスしていって
登場人物達おのおのの
希望だったり、未来というものが
見えてくれたらいいな
という思いで
作っていますね」

最後に都田SDのお話。

「音的な話しをすると
そもそもサウンドデザインというのは
効果音とか、
音楽とはちょっと違う
コード感のない
リズムとか音楽とかを
作ってったりとか
ミキシングも含めて全部やっていくんだけど
やって行くにつれて
うなされていくんですよ。
観てもらうと分かるんだけど
作り手側が、その術というか
2人の監督のトリック、
トラップにはまっていくような感じ。
だから作っていて
どんどんどんどん
その世界観に入り込んでいくので
さっき Raychell が
観るタイミングによって違ってくるって
すごいこと言ってたけど
僕なんかは毎回、
昨日、効果音を仕込んだところが
もう一回見返すと
この音じゃねえなと思って
結局、答が出なくて
何回も直しちゃった。
こんな仕事は初めてで
当分トラウマになる(笑)」


続いて
Raychell さんから丹さんに
今回が映画監督をされるのは初めて
ということで
その感想を尋ねられました。

「いやあ、初めてのことばかりで。
毎日が必死であり
楽しかったんですけど
ぼくが通常なりわいにしている
ミュージック・ビデオとか
テレビ・コマーシャルと
いちばん違うとこってのは
カメラの前でどんどん形が
変わっていくんですよ。
ワンシーンを撮るにしても
役者さんも当然
生の人間で、リアルな人間で
こうやってくださいっていう、
いちばん下っ側に敷かれている内容は
台本としてあるんですよ。
脚本としてあるんだけど
それを基にして
どんどん形が変わっていくんですよね。
テイクを重ねるごとに
もう1テイク目と2テイク目とで
明らかに違うような空気だったり。
それは役者さんが
そこで一回いろんなトライをする
というのがあるんですけど
それを眼の前で観ながら
僕らが想像していたことよりも
その想像を超えて
大きくなっていったり深くなっていったり
また違う意味が出てきたりっていう
(それが)眼の前で観られるわけです。
決ったものを
こうしてくださいというのじゃ
全然ないので
そこが僕は
すごく感動したところでしたね」


ここで時間となり
最後にインフォメーションが
ありました。

映画『マジックユートピア』は
7月16日(土)から
渋谷ユーロスペースで
21:10からの
レイトショー公開だそうです。

公開初日は監督2人と
出演者の方々4名による
舞台挨拶がある他
上映期間中も
監督とゲストによるトークショーが
予定されているそうです。

公開記念ということで
遠山監督の新作短編映画と
過去の長編映画を3日間
同じく渋谷ユーロスペースで上映。
スケジュールは
7月20日、27日、8月3日で
いずれも21:10からの上映
(当日『マジックユートピア』は
旧映となります)


来週も今回の3方が
ゲストに来ていただきます
という話のあと
映画のテーマ曲として使われている
志娥慶香さん作曲の楽曲が
ピアノがメインになっている綺麗な曲
というふうに紹介されて
流れてから
エンディングへ。


エンディング・コーナーでは
Raychell さんの告知があり
『戦国 BASARA 10周年祭
~十年十色の宴~』ライブDVD
まもなく発売。
映画『恋・革命』トレーラー
YouTube にアップ済み。
『ミュージカル バイオハザード
~ヴォイス・オブ・ガイア~』に出演
などの他、新しく
8月27日(土)
a-nation stadium fes. 2016 に
出演が決定したことが
告知されました。

会場は東京の
味の素スタジアムだそうです。


恒例になっている
柴田聡さんへのメッセージは
今回はありませんでした。

したがいまして
『ラジアナ』2時台冒頭でも
柴田さんから
殊更のレスはありませんでした。


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