『懐かしのCMソング大全3』
(東芝EMI TOCT-8099、1993.8.25)

表題の巻号数は
丸数字ですが
文字化けするかもしれないので
丸抜きで表示してあります。


こちらのCDは、過ぐる日
立川のディスクユニオンで
見つけたものです。

1966年から1973年というと
自分が4歳から11歳くらいの頃で
今よりはテレビを観ていました。

ですから
ほとんどのCMないしCMソングが
聴いたことのあるものばかり。

収録時間こそ
たった30分程度ですけど
これ知ってる!
これ聴いたことある! と
懐かしさに浸ってしまい
心の中では
壮大な(かな? w)時の流れを
感じることができます。


冒頭に入っているのは
明治製菓の「チョコレートは明治」。

チョコレートでは他に
「♪大きいことはいいことだ」で有名な
森永製菓の「森永エールチョコレート」が
収録されています。

「♪チョコレート ロッテ」
のフレーズが有名な
ロッテ「小さな瞳」は
上記のフレーズしか覚えてなかった。

お菓子関係では他に
「♪やめられないとまらない」
で知られる
カルビー「かっぱえびえん」の歌も
入っています。


ブリジストンの
「どこまでも行こう」なんて
タイヤ一輪のアニメーションが
鮮明に思い出されます。

これと
モービル石油の
「気楽に行こう」が
対になっているような気もするし。

ライオンの
「バイタリス 乱れたら」も
雰囲気似てる感じ。

「気楽に行こう」の最後に
「クルマはガソリンで動くのです」
という台詞が入っているのも
あったあった、という感じで
懐かしいなあ。


ライオンの
「ふりむかないで」と
日本生命の
「もくせいの花」も
対になってる感じ。

両方とも小林亜星の作曲で
前者がハニー・ナイツ
後者がデューク・エイセスの歌唱です。

本盤収録の「ふりむかないで」は
渋谷の人ですけど
各地版を全部収録したら
どういうことになるんでしょう。


最後は
富士写真フィルムの
「お正月を写そう」です。

本盤に収録されているのは
岡田奈々の歌唱ですが
自分的に印象的な画像イメージは
樹木希林と岸本加世子のやりとりかなあ。


東芝EMI の
『オリジナル版 懐かしの何々』シリーズは
他にアニメ、特撮、人形劇などがあり
『懐かしの人形劇テーマ大全』については
以前、取り上げたことがあります。

このシリーズは割とお気に入りで
特撮ものを何枚か買っているのですが
それらにはオリジナルの画像はもちろん
解説などの類いは
いっさいありませんでした。

オリジナル画像を使わない
というより
権利関係上、使えないのでしょうけど
それがいっそ
すがすがしかったりするのでして。

チープ感あふれるジャケ画も
見馴れると味わいがありますし。


ところが
CMソングをフィーチャーした本盤では
山川浩二による解説と
泉麻人によるエッセイが載っており
「曲の合間のなつかしページ」として
時代の諸相を示す広告画像も
モノクロではありますが
掲載されています。

つまり資料性が高いわけでして
こうなると1〜2巻も
欲しくなってくるなあ
ってなもんで。
(こうしてまた余計な出費が……)


本盤に収録されている
明治製菓の「明治チェルシーの歌」は
以前こちらでも
それだけを集めた
コンピレーション・アルバムを
取り上げたことがあります。

それと同じく
サントリーの
「サントリーオールド(人間みな兄弟)」にも
コンピレーション・アルバムがあることを知り
今回のCDで聴いて
むらむらっとしてきたので
(なんじゃそりゃあ w)
思わず買ってしまいました。

それについてはまた次回にでも。


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