5月7日(土)17:05から
NHK 総合で放送された
『サンダーバード ARE GO』
第16話「バースデー・プレゼント」
所用があって出かけていたので
録画で観ました。

以下、内容にふれています。
未見の方はご注意ください。




今回は
北極圏でのミッションで
バージルが出動。

棚氷の中で作業していた
研究者一行のマシンが故障し
バージルは
すぐに離脱することを進言するが
一人、かたくなに離脱を拒む男がいる。
彼の目的は?
……という興味(謎)が
フックとなったエピソードでした。

これまでのエピソードでは
ろくな博士が出てこなかったので
今回も悪い奴かと思ってたら
バージルの誕生日と掛けて
ハートウォーミングに落としてました。

男の目的については
伏せておくことにしましょう。


宇宙とは違いますが
人間の意のままにならない環境
ということで
北極圏の棚氷の中というのは
そそるシチュエーションでした。

2号が棚氷の上に着陸するシーンは
こまやかに描いてましたが
あんなにジェット噴射して
大丈夫なのかと
ちょっと思ったり。


エクスプローラーという
新しいポッドマシンも登場。

そのポッドエクスプローラーで
棚氷の中に降りていくのですが
現場に着いたシーンを振り返ると
最初に一行のリーダーが
氷穴にどうやって入ることができたのか
めちゃくちゃ疑問に思ったことでした。


バージルとジョンのやりとりに出てくる、
インターナショナル・レスキューでなく
インターナショナル・修理と改名すべきかも
という冗談の
「インターナショナル・修理」という訳が
違和感あり過ぎ。

「国際救助隊」だったら
「国際修理隊」と訳すことができて
自然だったんですけど(苦笑)

オリジナルの台詞は何なんでしょうかね。

International Repair かな?
それとも
International Restore ?

この前に
救助じゃなくて修理云々
という台詞があり
文脈で意味は取れるんだから
オリジナルの台詞の直訳で
良かったのではないかと思います。


助けを拒否して
目的に邁進する相手に
手を焼いたバージルが
そういう相手への対応は
救助のルールブックにどう書いてある
とジョンに聞くシーンは
いかにも欧米系の作品らしい感じ。

日本の作品だと
現場の判断で済ませるくらいで
ルールブックで確認する
なんて発想は
出てこないでしょう。

こんなところに
社会性や文化の違いが
さり気なく
現われるもんなんですよね。


北極圏での任務と並行して
バージルの誕生日を
みんなで祝うという
サプライズ・パーティーの顛末が
描かれます。

バージルの誕生日は
8月15日のようで
これは旧シリーズと同じ。

毎度忙しい
インターナショナル・レスキューの面々が
ジョンを除き
全員揃っているという絵柄は
よくよく考えると違和感ありますね。

任務を終えて戻ってみると
ケーキのひとかけらが残っているだけで
誰もメインルームにいない
という絵柄も
違和感がありました。

日本の作品なら
みんな待ってるというふうな
演出だったでしょうに。

せめて
他の救助要請があり
お婆ちゃんとブレインズ以外は
出払っている形にするか。


それにしても
サプライズ・パーティーって
今回、初めてやったのでしょうか。

誕生日なのに
みんな気づいてくれないというのは
お約束のネタですけど
そういうのは子どもに対してであって
成人過ぎの、いい年をした男性が
仕掛けられても気づかず
がっかりするというのは
ちょっとあり得ないような
気がするんですけど。( ̄▽ ̄)


エンディングでは
次回放送日程が
予告されませんでしたけど
NHKの公式ホームページによれば
5月28日(土)だそうです。


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