先に紹介した
『サンダーバード完全記録』
旧作についてのガイドブックでしたが
新作についてのガイドブックも
日本での編集版ですが
出ています。

それが今回紹介する本です。

『サンダーバード ARE GO 公式ガイドブック』
(講談社MOOK、2015.12.3)

ストーリー紹介は
第1シーズン全26話の内
第1~6話のみ。

ということは
これから残りのエピソードが
どんどん追加されるガイド本も
当然、出ることが予想されます。

それを考えると
今、買うのはどうかとも思いましたが
各装備などを
固有名詞とイラストと共に
説明紹介しているのは
現時点では代え難い魅力なので
「公式」を謳っていることでもあり
結局、買っちゃいました。(^^ゞ


新作と旧作のメカを
簡単に比較しているコラムでは
5号機内の重力についての
相違に関する記述が
いちばん啓発されました。

新作スタッフの
旧作へのリスペクトを感じさせる
遊びについてふれているのは
第1話に出てくる
深海調査ステーションに関してのみでしたが
もう少し詳しく
ふれてほしかった気がします。


もっとも
視聴者が探す楽しみを
残しておいたのかもしれませんが。

第1話に出てくる
ソーラーコレクターパネルや
第6話に出てくる
地下鉄なんかも
どうやら旧作へのリスペクトだと
『サンダーバード完全記録』を読んでいて
気づかされたくらいですし。

そのうち
コミケや文フリなんかで
その手のことを書いた同人誌が
出るかもしれませんね。


全3部構成の内
SECTION1が
新作の諸設定の紹介とストーリーガイド
SECTION2が
新作のメイキング。

そして SECTION3では
「ARCHIVE(あーかいぶ)」と題して
旧作が紹介されています。

『サンダーバード完全記録』を
ふまえたような記述も見られますのが
ただ、旧作の主要登場人物の年齢を
いちいち明記しているのは
本ムック独得のもので(だと思う)
これによってペネロープが
御年26歳だと知りました。

トレーシー家の兄弟たちは
21~26歳の年子で
新作のアランのように
ティーンエイジャーというのは
さすがに当時の感覚からして
なかったということですね。

ただ、その一方で
新作の方の
兄弟たちの正確な年齢が
分からないのは
ちょっと残念。


残念といえば
1号が飛び立った後の
プールサイドのチェアを直しているのが
おばあちゃんだということや
第6話で2号が胴体着陸する際
ネルソン提督像を引っかけるシーンなど
ストーリーそのものとは別の
新作の方の製作者の
ユーモア感覚のようなものにも
ふれてほしかった気がします。

もっとも
おばあちゃんがチェアを直すシーンは
第7話に出てきますから
今回は対象外
ということなのかもしれませんけど。

が、これらについても
今後出る書籍で
取り上げられていくんでしょう。


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