8月21日(木)25:23から
テレビ東京で放映された
『牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔』
第19話「心」
ライブで観ました。

以下、ストーリーにふれます。
未見の方はご注意ください。




今回の話は、一言でいえば
ジンガが莉杏の心の中(?)に入り込んで
その身体を乗っ取ろうとする話です。

心の中(インナースペース)では
いつもの莉杏の格好ではなく
長い髪を下ろして
白いシャツと
ロング・スカート姿だったのには
莉杏ファン的には
萌えのポイントでした。(^_^)

現実世界では
ジンガに乗っ取られて
時にはジンガのように話すという
莉杏を演じる南里美希の一人芝居が
見どころでしょう。


ジンガに流牙への想いを見透かされ
その想いを流牙に言われてしまう
という展開が
なんともSな設定だなあ
と思ったことでした。

流牙が
自分も莉杏と同じ弱くてずるい人間だ
と言うのを聞き
ジンガの侵入を拒否するのではなく
自分の心の中の「きたない」部分を
認め、受け入れ
それによって
ジンガの自由を奪うことにつながる
という結果につながるわけですが。

全体としては
一種の恋愛ドラマになっているわけですが
ジンガが莉杏の想いを
莉杏の身体を借りて
流牙にぶちまける辺りは
見ようによっては
昭和の子どもの
いじめ、嫌がらせに
見えなくもなかったり(苦笑)


ちなみに
流牙と結婚したいと思う
自分の心を抑制していた莉杏ですが
結婚したいと思っているだけでは
抑圧しなければならないほどの想いとは
思えません。

結婚して落ち着きたい
戦いから身を引きたい
とまで思っているからこそ
抑圧すべき想いになるわけで
今回の台詞回しだけだと
そこらへんが
見えにくいような気がしました。


結婚しても
ジンガとアミリのように
子どもを育てながら旅をして
邪悪なものを倒していくという選択肢も
あるわけです。

ただ、莉杏は
いつかのエピソード
第3話第9話)でも
漏らしていたように
必要としている相手と
一緒にいる居場所があることに憧れ
閑岱(かんたい)を再建して
そこで子どもたちを教えるのが夢なので
どちらかといえば
安定志向ですね。

自分が流牙と結婚して
自分の夢をかなえようとすることは
戦いに身を投じる流牙の
邪魔になることだから
そういう想いは抑圧せざるをえなかった
というところでしょうか。


「守りし者」としては
そういう考えを持つのは不純だから
と流牙に言ってましたが
それは
物語表層のテーマだと思うわけで
今回のエピソード、実質的には
女性の自己実現にかかわる問題を
テーマとして含みこんでいるように思います。

それはいいんですが
『闇を照らす者』の時の莉杏に比べると
今回の莉杏は
意外と古風なキャラになっている
と感じたことでした。


今回のエピソードの最後では
莉杏はジンガに打ち勝ち
失神したように見えましたが
次回予告の映像を観ると
まだインナースペースには
ジンガが残っているようです。

ジンガを追い出すことができるのかどうか。

次回も楽しみでございます。(^_^)


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