『やっぱり やにゃか さんぽ』
(白泉社 HC SPECIAL、20014.10.10)

先日、映画の日
ファーストデーのとき
ワーナーマイカルしんゆりに行った際
映画が始めるのを待つ間に寄った
新刊書店で見つけました。

えーっ、こんなのいつ出てたんだよ
と思ったりして焦りました。

まんがの新刊情報には
とんと、うとくなった自分。(´・ω・`)


第1巻に相当する
『やにゃか さんぽ』
当ブログで一度
紹介したことがあります。

紹介はしてないですけど
第2巻に相当する
『もっと やにゃか さんぽ』も
買っております。

『もっと やにゃか さんぽ』
(白泉社 HC SPECIAL、2013.3.10)

そして今回のが第3巻に相当し
これで完結のようです。

本を仕舞うとき
ふと見たら
各巻の背表紙イラストが
巻数に対応していることに
気づきました。

『やにゃか さんぽ』全3巻背表紙

これは、おしゃれ。


いわゆるネコまんがですけど
ヒマラヤ杉が切られる話をめぐって
2匹のネコが対立するエピソードである
第3~4話が素晴しい。

第4話で
「…ぼく プーちゃん
 好きに なれないな」
と言うぬう坊に対して
やなかが次のように言います。

「なんで? ぬう坊と
 考えがちがうから?

 だったら なおさら
 一緒に あそばなきゃ
 一緒に遊んで
 いっぱい 話してさ

 考え方が ちがうって
 どっちかが まちがってる
 ってことと
 同じじゃない と思うよ」(pp/37-38)

すごい。

感情の行き違いによる対立の
どこに問題があるのか
どう解決すればいいのか、を
優しくクリアに描いてみせていて
脱帽です。


あと、
ヒマラヤ杉が切られる動きがあったり
富士見坂から富士山が
見えなくなったことをめぐって
いろいろと考えたりする
第12~13話もいいですね。

第13話にあるエドさんの台詞。

「オレらが 考えて
 何か変わる わけでも
 ねえけどよ

 おまえら 子供が
 いろいろと 考えてくれる
 のは嬉しいよ」(p.149)

これも、いいですね。


あとがきに書かれている
ヒマラヤ杉の関連ホームページは
たぶんこちら↓だと思います。

http://himarayasugi.yanakatown.org/


ちなみに今回の『やっぱり』で
巻末に再録されている
購入者特典の「やにゃかしんぶん」、
手許の『もっと』に挟まってました。

『やにゃかしんぶん』ぜんこくばん&やなかばん

自分が『もっと』を買った本屋は
「両方配ったところ」なんでしょうけど
どこで買ったのか覚えてないです(汗

さすがに一箱古本市で無料配布された
「ごうがい」は持ってなかったので
今回の再録は嬉しいですね。


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