NHK-FM で
昨晩22:45から放送の
オーディオドラマ
青春アドベンチャー枠の
『ニコルの塔』第8回も
無事ライブで聴きました。


今回のベースになったのは
原作・第14章の途中から第15章までです。

ニコルが鳥の王を目覚めさせ
呪いを解いてから
自分の真の姿に気づくまでが描かれます。

その「真の姿」については
例によって
まだ聴いていない方のために
ここでは伏せておくことにします。


最後に
出演者を紹介するナレーションを聴いて
気づいたんですが
今回はオール・キャスト総出演でした。

もちろん、奈央ちゃんも出演。

奈央ちゃんは何の役か
というか、何を演じたのかは
やっぱり伏せておきますが
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
と思ったのは自分だけかな?(苦笑)

以前の記事
奈央ちゃんが
オジマ先生に抜擢されたのは
あのシーンがあるからかなあと
ニヤニヤしてると書きましたが
それは今回放送されたシーンなのでした。

『牙狼〈GARO〉
 闇を照らす者』(2013)
第10話にゲスト出演したことが
縁かと思ったわけでした。


「おまえには、なんの力もないんだよ」
と言われて、必死に洗脳にあらがうニコル
という場面は、原作にはないというか
あるんですけど、かなりあっさりしています。

「したがうな、考えろ」
とニコルが思う場面から
襲いくるものの真の名を叫ぶまでの演出は
オーディオドラマならではの迫力で
この場面ばかりは
音の力を感じさせられました。


あと、
「真の姿」に気づいたあとの展開も
ドラマならではの描き込みで
能登さんのモノローグによる迫真性、
これもすごかったです。

アニメ表現に慣れた人には
さほどでもないのかしらん。


なお、今回の放送では
いつも最後に入るニコルの台詞
「明日もお楽しみに!」が
入りません。

これはすごい、感心しました。

今まで最後にニコルが
「明日もお楽しみに!」と
言っていたからこそ
最後の無音は
聴き手の心に迫ってくるように
思います。

心電計のモニター音をバックに
キャスト・スタッフ紹介の
ナレーションが入るのは
怖かったです。

放送第1回から
意図されていたのだとしたら
この演出は見事です。
脱帽。やられました。


レメディオス・バロの名前が
今回初めて劇中に出てきましたが
どうでしょう、
レメディオス・バロって
何の説明もなく言われて
ああ、あれかと、誰もが
ピンとくるでしょうか。

これまでこのブログで書いたことを
知っていても、
むしろ知っているからこそ
驚きは増したのではないでしょうか。

「逃亡」って
どんな絵か、気になるでしょう?

超有名な画家
というわけではないので
知らなければ
開かずの間での驚きの効果は
薄れると思いますし。

だから
こちらのこれまでの記事は
ネタバレではないと
考えるんですけど……( ̄ー ̄;


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