今朝の10周年記念メッセンジャーは
『スマイルプリキュア!』の
キュアビューティーでした。
『スマイルプリキュア!』放送時は
キュアビューティーは
『Yes! プリキュア5』の
キュアアクアとキャラがかぶるなあ
とか思いながら観てたような気がします。
で、以下、今回の本編について
感想を書いていきます。
本編の展開について
かなり詳しくふれますので
未見の方はご注意ください。
前回のエピソードの最中、
プリキュアハンターによって
鏡に封印された
世界のプリキュアが眠る
異世界に誘い込まれたキュアフォーチュン。
プリキュアハンターに
最強のプリキュアと言わしめた
キュアテンダーが
妹である自分を守るために隙を突かれて
倒されたのを恨みに思って
姉のプリチェンミラーを使って
変身していたことが明かされます。
事あるごとに
キュアプリンセスに
キツい言葉を投げかけたのは
姉が倒されるきっかけを
作ったことへの恨みというより
自分が姉を犠牲にして
生き延びたことに対する罪悪感の
裏返しだったようで。
そのキュアフォーチュンの変身が解かれ
プリカードが
プリキュアハンターによって
消滅させられてしまうシーンは
すごかったですね。
変身アイテムが壊されるというのは
ありがちなようで
今までになかったパターンだと思います。
プリキュアハンターの作り出す異世界に
フォーチュンを救うために
ラブリー、プリンセス、ハニーがやってきて
プリンセスが
今自分にできる精一杯の
責任のとり方だと言って
今まで集めてきたプリカードを
全部フォーチュンに渡す。
その前に、プリカードが揃ったら
ひめの国を復活させることに使っていい
とラブリーとハニーに言われていたから
全部渡すということができたんでしょう。
プリカードはまた集め直せばいい
とか言ってましたけど
そんな設定なんだ(苦笑)
まあ、それはともかく
プリンセスから渡されたプリカードと
フォーチュンが持っている
プリカードを合わせると
フォーチュンのファイル上では
すべて揃うことになって
何でも願い事が叶う
という状況になったとき
フォーチュンが何を願うのか。
ここが今回のエピソードの
キモだったように思います。
フォーチュンの妖精ぐらさんが
姉を助けることを願うのか
ハンターを消すことを願うか
いっそ幻影帝国を滅ぼすと願うのか
といろいろと問いかけるのに対して
「それはダメな気がする
誰かを助けるとか誰かを消すとか
そういう願いでは
どこかに不幸が残ってしまう
あたしはみんなを助けたいの
みんなの願いを叶えたい
この手で。
何より今、友達を助けたい」
と答えたのには感服しました。
「誰かを助けるとか誰かを消すとか
そういう願いでは
どこかに不幸が残ってしまう」
というのは
今、姉を助けると
みんなを助けられない、
ハンターや幻影帝国を消しても
プリンセスの国や
鏡に閉じ込められた人々が
元に戻る保障はない、
という自答を受けての台詞です。
自分の願いではなく
みんなの願いを叶えること、
みんなで幸せになるには
自分を優先させるのではなく
みんなと助け合うことが大切だ
というメッセージが感じられます。
よくあるメッセージといえばいえますが
助けられたから助け返す、という
短絡的な流れではなく
みんな(友達)を助けたい、と
すぐに答を出すわけでもなく
ぐらさんに問われて自分で答を出す
という展開や、
ある種の行為は
それが正義であっても
どこかに不幸を残してしまう
というような認識ないし直感には、
感心させられました。
で、ちょうど今朝の
『仮面ライダー鎧武』が
みんなを助けたいと願う葛葉紘太と
選ばれた者(自分が選んだ者)だけが
助かればいいと考える呉島光実との
対立を描いていまして
今回のプリキュアはそれと
シンクロするような気もされました。
ひたすら対立を助長するような方向にしか
進みたくないかのような感じがする
最近の情勢を思うと
子どもたちに
こういう作品を送ることは
大切だなあと思う次第です。
(「大人」にも観てほしいものですが)
まあ、『鎧武』は
今後どういう展開を見せるのか
予断を許さないとはいえ(苦笑)
今回のプリキュアは
フォーチュンだけがパワーアップする
という展開で
これも今までなかったパターンかと。
これまでのフォーチュンは
姉のプリチェンミラーで
変身していたわけですから
パワーアップというより
フォーチュンが名実共に
プリキュアとして誕生した
ということなのかもしれませんが。
よくよく考えてみれば
フォーチュンビューローという
新しい変身アイテム玩具のための
マーチャンダイジング用のエピソード
ということになるわけですが(苦笑)
それだけにとどめず
シリーズの要のエピソードに仕上げているのは
見事というべきでしょう。
今回の脚本は
シリーズ構成を担当している
成田良美です。
さすがです。

●訂正(7月1日・火曜日、16:20ごろの)
キュアフォーチュンの
新しい変身アイテムの名前は
フォーチュンビューローではなく
フォーチュンピアノというようです。
下に、玩具の紹介ページへリンクを張っておきます。
http://p-bandai.jp/girlschannelshop/item-1000090444/
『スマイルプリキュア!』の
キュアビューティーでした。
『スマイルプリキュア!』放送時は
キュアビューティーは
『Yes! プリキュア5』の
キュアアクアとキャラがかぶるなあ
とか思いながら観てたような気がします。
で、以下、今回の本編について
感想を書いていきます。
本編の展開について
かなり詳しくふれますので
未見の方はご注意ください。
前回のエピソードの最中、
プリキュアハンターによって
鏡に封印された
世界のプリキュアが眠る
異世界に誘い込まれたキュアフォーチュン。
プリキュアハンターに
最強のプリキュアと言わしめた
キュアテンダーが
妹である自分を守るために隙を突かれて
倒されたのを恨みに思って
姉のプリチェンミラーを使って
変身していたことが明かされます。
事あるごとに
キュアプリンセスに
キツい言葉を投げかけたのは
姉が倒されるきっかけを
作ったことへの恨みというより
自分が姉を犠牲にして
生き延びたことに対する罪悪感の
裏返しだったようで。
そのキュアフォーチュンの変身が解かれ
プリカードが
プリキュアハンターによって
消滅させられてしまうシーンは
すごかったですね。
変身アイテムが壊されるというのは
ありがちなようで
今までになかったパターンだと思います。
プリキュアハンターの作り出す異世界に
フォーチュンを救うために
ラブリー、プリンセス、ハニーがやってきて
プリンセスが
今自分にできる精一杯の
責任のとり方だと言って
今まで集めてきたプリカードを
全部フォーチュンに渡す。
その前に、プリカードが揃ったら
ひめの国を復活させることに使っていい
とラブリーとハニーに言われていたから
全部渡すということができたんでしょう。
プリカードはまた集め直せばいい
とか言ってましたけど
そんな設定なんだ(苦笑)
まあ、それはともかく
プリンセスから渡されたプリカードと
フォーチュンが持っている
プリカードを合わせると
フォーチュンのファイル上では
すべて揃うことになって
何でも願い事が叶う
という状況になったとき
フォーチュンが何を願うのか。
ここが今回のエピソードの
キモだったように思います。
フォーチュンの妖精ぐらさんが
姉を助けることを願うのか
ハンターを消すことを願うか
いっそ幻影帝国を滅ぼすと願うのか
といろいろと問いかけるのに対して
「それはダメな気がする
誰かを助けるとか誰かを消すとか
そういう願いでは
どこかに不幸が残ってしまう
あたしはみんなを助けたいの
みんなの願いを叶えたい
この手で。
何より今、友達を助けたい」
と答えたのには感服しました。
「誰かを助けるとか誰かを消すとか
そういう願いでは
どこかに不幸が残ってしまう」
というのは
今、姉を助けると
みんなを助けられない、
ハンターや幻影帝国を消しても
プリンセスの国や
鏡に閉じ込められた人々が
元に戻る保障はない、
という自答を受けての台詞です。
自分の願いではなく
みんなの願いを叶えること、
みんなで幸せになるには
自分を優先させるのではなく
みんなと助け合うことが大切だ
というメッセージが感じられます。
よくあるメッセージといえばいえますが
助けられたから助け返す、という
短絡的な流れではなく
みんな(友達)を助けたい、と
すぐに答を出すわけでもなく
ぐらさんに問われて自分で答を出す
という展開や、
ある種の行為は
それが正義であっても
どこかに不幸を残してしまう
というような認識ないし直感には、
感心させられました。
で、ちょうど今朝の
『仮面ライダー鎧武』が
みんなを助けたいと願う葛葉紘太と
選ばれた者(自分が選んだ者)だけが
助かればいいと考える呉島光実との
対立を描いていまして
今回のプリキュアはそれと
シンクロするような気もされました。
ひたすら対立を助長するような方向にしか
進みたくないかのような感じがする
最近の情勢を思うと
子どもたちに
こういう作品を送ることは
大切だなあと思う次第です。
(「大人」にも観てほしいものですが)
まあ、『鎧武』は
今後どういう展開を見せるのか
予断を許さないとはいえ(苦笑)
今回のプリキュアは
フォーチュンだけがパワーアップする
という展開で
これも今までなかったパターンかと。
これまでのフォーチュンは
姉のプリチェンミラーで
変身していたわけですから
パワーアップというより
フォーチュンが名実共に
プリキュアとして誕生した
ということなのかもしれませんが。
よくよく考えてみれば
フォーチュンビューローという
新しい変身アイテム玩具のための
マーチャンダイジング用のエピソード
ということになるわけですが(苦笑)
それだけにとどめず
シリーズの要のエピソードに仕上げているのは
見事というべきでしょう。
今回の脚本は
シリーズ構成を担当している
成田良美です。
さすがです。

●訂正(7月1日・火曜日、16:20ごろの)
キュアフォーチュンの
新しい変身アイテムの名前は
フォーチュンビューローではなく
フォーチュンピアノというようです。
下に、玩具の紹介ページへリンクを張っておきます。
http://p-bandai.jp/girlschannelshop/item-1000090444/