アントニー・バウチャーの
The Anthony Boucher Chronicles
Amazon で買うときに
Anthony Boucher で検索したら
一緒に引っ掛かってきた本です。

サブタイトルも含めた正確な書名は
The Essential Mystery Lists:
For Readers, Collectors, and Librarians.
2007 Edition. です。

$圏外の日乘-The Essential Mystery Lists
(Poisoned Pen Press、2007)

おっ、ポイズンド・ペン・プレスの本でしたか。
今、打ってて気づきました(笑)

さもあらん、という感じで。

Compiled and Edited は
収集と編集という意味ですから
要するに「編纂」でしょうか。

Roger M. Sobin が誰かは知りません(^^ゞ


アメリカ探偵作家クラブ賞(MWA)や
英国推理作家協会賞(CWA)の他
アガサ賞、アンソニー賞、
バリー賞、ハメット賞、
マカヴィティ賞、シェイマス賞、
ネロ・ウルフ賞、等々々
合計27種類に及ぶ各賞の受賞作リストと
(ひとつの賞でサブ項目がある場合あり)
様々な先行文献に出てくる
ベスト表(大項目で34種類)を
集成した本です。

この手のリスト本は
Kate Stine 編
The Armchair Detective Book of Lists:
A Complete Guide to the Best MYstery,
Crime, and Suspense Fiction.

$圏外の日乘-The Armchair Detective Book of Lists
(Otto Penzler Books、1989)

というのを
1995年に出た第2版の方で
持っているのですが
リスト好きの血が騒ぎ
バウチャーの書評集と一緒に
買ってしまいました。

ただし、上記
The Armchair Detective Book of Lists
270ページほどでしたが
The Essential Mystery Lists の方は
大判のペイパーバックで
580ページ近くあります。

12年経って、それだけ賞やベスト表が
増えたってことですね。


基本的に書名が並んでいるリストなんで
バウチャーの書評本よりは
読むのに苦労しませんが
邦訳リストと一緒でなくちゃあ
意味がないといえば意味がない。

でも、邦訳リストは
作ろうと思えば比較的簡単にできるので
(インターネット様さまです)
例によって巻末索引を見ながら
どんな作家や作品が
どんなリストにあがっているのかを
チェックするのに便利ですね。

こちらの方が即戦力として
役に立ちそうな気がします。

あくまでも「気がする」だけですが(苦笑)