ちょっと前の話で恐縮ですが
7月10日(水)は
『ウルトラマンギンガ』を観た後
ほとんど間を置かずに
同じテレビ東京枠の
『水曜ミステリー9』を視聴しました。

黒川さんがレギュラーの
『ガンリキ3 警部補・鬼島弥一』が
放送されたもので。

以下、ネタ割りありの感想です。




今回の事件は
愛人宅で会社員が一酸化中毒死して
愛人による練炭殺人ではないか
と思われる事件に鬼島が挑む
というものでした。

上の事件に続いて
その被害者と同じ会社の
社員が殺され
その会社の社員たちが行きつけの
クラブのホステス行方不明事件が絡み
連続殺人事件かと思われるのですが……


最初の被害者とその愛人は
本当に愛し合っていたから
愛人は無実だと
鬼島は当初、考えています。

愛情の存在を
最後の最後まで確認し続けるし
存在したという証拠も、心証ながら
それなりに見つかります。

だけど最後には
愛ゆえの殺人
愛情があるからこそ嫉妬を覚え
衝動的に殺したのだ
という結論に至ります。

そういう推理自体は別にいいのですが
その推理の転回点が
いいかえれば、ターニング・ポイントが
今ひとつ曖昧なのが難点。


今回は、愛人役の床嶋佳子の演技で
持っていたという感じが強いですね。


あと、三島管理官から
練炭殺人ならバレない
と思わせることは許されないので
模倣犯を生み出さないためにも
しっかりとした証拠を見つけだしてほしい
今こそあなたのガンリキが必要なんです
なんてふうに依頼されたはずでしたが
結局は、証拠に基づく告発ではなかったのが
ちょっと物足りない。

まあ、もしそんな
直接証拠で告発するアイデアがあったら
テレビでは使わないかもしれないけど(苦笑)


黒川さんは本庁の刑事で
鬼島弥一のお守り役ですが
もう3回目なのに、いまだに
鬼島のやり口に振り回されるという役回り。

何だか、成長がありませんけど
シリーズのパターンなので
しょうがないか(苦笑)

すらっとしたパンツ姿が
実に良かったと思う次第です。