先にもちょっとふれましたが
5月5日(日)は幡ヶ谷の [36°5] に
行ってきました。

Ticori's fairground の
初ワンマンライブがあるということで。

もう、かなり前になっちゃいましたが
今回はそのレポートです。

以下長文です。ご海容ください。

$圏外の日乘-Ticori's Fairground ワンマンライブ(店頭看板)

久しぶりにスーパーヒーロータイム
(と『ドキドキ! プリキュア』)を
ライブで観てから
間を置かずに幡ヶ谷に向かいました。

開場30分前に着いたので
お店の前の喫茶店ぽえむで
コーヒーを飲みながら読書。

[36°5] に入ったのは
11:40ごろだったかな。

入口には、いらっしゃいませという感じで
こんなディスプレイが置いてありました。

$圏外の日乘-会場前オブジェ

知香さん作成。
あとで聞いたら
アメリカなイメージだそうです。

少し早く入りすぎたかな思ってたら
だんだんとお客さんが入り始めて
12時過ぎに来てたら
後ろの方の席になるところでした。

およそ15分くらい押してから
最初に前田知香さん、鈴木岳人さん、
カホンのせっきんさんが
揃ってステージに上がりました。
セッティング中に
[36°5] オーナーのぶさんから
演奏中の撮影は遠慮願うとの
告知がありました。

以下にセットリストをあげておきます。
(曲名表記は Ticori's の公式ブログに拠ります)

01.セカイイチ short ver.(gt, wind chime)
02.Ice cream(gt, pf, cajon)
03.my tokyo movie(gt, pf, cajon)
04.In this world(gt, pf, cajon)
05.雨、心っ足らず(gt, pf, cajon)
06.誰もいないベンチ(gt, pf, cajon)
07.Contradiction(gt, pf, cajon)
08.裸の女王様(gt,maracas)
09.真夜中の船(gt, pf, cajon)
10.film(gt, pf, cajon)
11.Humming train(gt, pf, cajon)
12.You and I(gt, pf, cajon)
13.弱虫(gt, pf, cajon)
14.Ice cream(gt, pf, cajon)*アンコール


オープニングはMCなしで
すぐ曲に入るという
最近の、いつものスタイルでした。

「セカイイチ」、
今回も1コーラスのみの歌唱後
「 [36°5] へようこそ。
 Ticori's fairground と申します」
と言って「Ice cream」に。

演奏後、知香さんがステージ前に移動
着席して後、すぐに新曲
「my tokyo movie」の演奏に入りました。

待望の新曲は
岳人さんがリード・ヴォーカルで
知香さんがコーラスに回るスタイル。
岳人さんにしては高音な
メロディーラインでした。

演奏後にMC。
改めて挨拶をしてから
「ゴールデンウィークの間っただ中でですね
 こんな、お昼なんですけども
 こうやって Ticori's のライブを
 選んでくださったこと
 ほんっとに嬉しいです。
 なんだか、すみません、緊張しちゃって(笑)
 今日は初ワンマンライブということでですね
 素敵なサポートの方々をお迎えしています。
 まず、素敵男子、カホン、せっきん!」
せっきんさん「とーとつですね」と苦笑。
「そしてもう一人、素敵女子、ピアノ、
 甲斐知優、お呼びしておりまーす。
 拍手でお迎えください」
とコールがあって、甲斐さんが登壇。
「ちーちゃんって呼んであげてください(笑)」

続いて、 [36°5] が開店5周年を迎えたことを話し
そのような機会に歌わせてもらって光栄であること
5周年限定の素敵なメニューがあること
MC中でも演奏中でも注文していただいて構わないこと
など、諸注意(?)を話し終えてから
「In this world」に入りました。立っての歌唱。

上記MCの、諸注意の途中から
ピアノが「In this world」の
イントロを演奏してました。

このピアノが波打つような印象で
実にいい感じでした。
2コーラスのBメロで変えたアレンジも
カッコ良かったですなあ。

演奏後、再び椅子にかけて
「雨、心っ足らず」に。

1コーラス目はギターのみの伴奏。
2コーラス目からピアノとカホンが加わりました。
雨だれのようなピアノ・アレンジが
やっぱり印象的でして。

続いての「誰もいないベンチ」は
久しぶりに聴いたなあ。
岳人さんメインの曲で
知香さんは2コーラス目から
レス的なコーラスが加わるスタイル。

演奏後にMC。

知香「皆さん、楽しんで
 いただけてますでしょうか。
 (拍手)
 ありがとうございます。
 暗い曲ばかり続いたんで
 あれですけど」
岳人「ランチから暗い曲ばっかで」
「そうですね、ランチから暗い感じで(笑)
 私たち、もともと
 暗いユニットだったんですけども(会場笑)
 最近、ちょっとずつ開花してます」
「これでも」
「これでも(笑)
 Ticori's fairground もちょうど
 結成して一年くらい経つんですけれども
 今日ですね、初ワンマンということで
 あの、ちょっと、気張ってみました。
 この、衣装なんですけど(笑)
 ペイズリー柄で鈴木さんと合わせようね
 という感じだったんですけど
 ちょっと鈴木さん、
 法被みたいになっちゃって
 ちょっと(笑)」
「いきなりこれを渡されて
 絶対、僕らのコンビは
 衣装を合わすっていうことが」
「合わすことができない(笑)」
「恥ずかしくってできないですけど」
というやりとりを聞いてたせっきんがここで
「すいません、さっきまでの雰囲気
 台無しんなってるんですけど。
 すごいなんか、しっとりした感じだったのに」
知香「ごめんなさい(笑)
岳人「まあ、今日ぐらいは」
「今日ぐらいはね」
「ワンマンですから。もう、
 今にも脱ぎたいんですけど」
「ちと、そこを何とか、お願いします」
「今日は我慢しますけど」
(会場笑)

という楽しいやりとりの後
Ticori's fairground という
ユニット名の由来が語られました。
のぶさんの命名で
Fairground Attraction という
イギリスのバンドに雰囲気が似ていることから
バンド名の一部を借り
Fairground だけにしようと思ってたんだけど
検索のトップにならないので
Ticori's と付けたもので
その Ticori's は
岳人さんが考えたものだそうで
特に意味はないようです。
Ticori's が読みにくく思われるようで
チコリと呼んでも構わないとのことで
この説明を聞いて
「誰か帰ったら Wikipedia に
 書いてあげてください」
と、せっきんさんが一言。

Ticori's の曲は
ほとんど岳人さんが作っていて
知香さんはたまに歌詞や曲を書いたりするだけ
という話をして
「けっこう私は否定係というか
 鈴木さんが寝ずに持ってきた歌詞とかでも
 ちょっとそれ、ない、みたいなこととか
 ありながら試行錯誤しています。
 でも、まあ、すごく、いい、歌が、
 できてると、思います。
 ……ちょっとごめんなさい、
 ロボットみたいになっちゃった、今(笑)」
(会場笑)
「確実に心のない(笑)
 (投げやりっぽく)
 なんか、ありがとうございます」

で、次の曲も、
最初は「ん?」と思ったけれど
気づけば大好きになってた曲です
と話して「Contradiction」に。
立っての歌唱。

最初のスキャット、タメが効いてて
なんだか良かったです。
リバーブも良かったなあ。

Cメロからのピアノの入り具合も
実に良い感じで。

演奏後のMCで
「今日、ワンマンライブということで
 1曲、私がむかーしから歌ってる曲を
 歌わしていただきます。
 昔からライブに来てくださってる方は
 ああ、あの曲か、って、分かると思うんですけども
 なかなか変われない自分がいてですね
 切磋琢磨してるときにできた歌です。
 今日でおそらく見納めになる
 1曲かと思いますが(笑)
 せっかくのワンマンなので
 歌いたいなと思います。聴いてください」
と言って「裸の女王様」を立って歌唱。

1コーラス目はしっとりヴァージョン
2コーラス目はアップテンポ・バージョン
という後期アレンジでの演奏。
2コーラスに入る前に
せっきんさんがマラカスで参加。

マラカス・アレンジ、ラテンなノリで
カッコよかったなあ。

「♪ change of life」
という歌詞が省略されていた一方
ラストに、今までなかった
「♪裸のクイーンでいるくらいなら
 死んだ方が……」
という歌詞が加わってました。

演奏後、着席して「真夜中の船」に。

先日の北参道ストロボカフェ以来2回目、
[36°5] では初めての演奏ですが
イントロのピアノ・ソロ
やっぱ、いいなあ。

続いて岳人さんが軽く曲紹介をして「film」に。

キーボードは甲斐さんのままで
知香さんは椅子にかけてコーラスのみ。

演奏後は、岳人さんメインのMCで
ずーっとピアノがバックで鳴ってたのが
良かったですね。

岳人「みなさま、楽しんでますでしょうか。
 また暗い雰囲気にしといて何なんですが。
 今回お集まりいただいて
 ほんとに、まことに
 ありがとうございます」
知香「ありがとうございます」
「僕らは結成して、ちょうど、
 もうそろそろですね
 5月に入って1年になります。
 それで今回ここでワンマンを
 やらせていただいてます。
 この場所は僕らにとっては
 まだ音楽に真剣に向き合い始めた頃
 お互いそれぞれやってて
 まだ何にも分からない頃
 赤ちゃんのような頃から
 すべてを見ていてくれてる場所です。
 まずここで、こういった記念すべき
 ワンマンをやらせていただいてることに
 深く深く感謝したいと思います。
 ありがとうございます」
「ありがとうございます」
「僕らが活動を始めて
 たくさんの人に出逢いまして
 教わったこと、たくさんあります。
 そうして出逢った人、ここ [36°5]
 何より今日来てくださってる方々
 今日これなかった方もいますし
 いつも応援してくださってる方々
 ほんとにほんとにほんとに
 心から感謝しています。
 ありがとうございます」
「ありがとうございます」
「つねに僕らは感謝の気持ちを持って
 これから、また今日を励みに
 新たな出発としてですね
 続けていきたいと思ってますので
 ぜひ今後とも、応援
 よろしくお願いいたします
「お願いします」

ここまで話したあと、カホンのBGMに変わり
ここで知香さんが立ち上がったんだったかな?

「(勢いよく)それではっ!
 (会場笑)
 鈴木さん、(空気)壊しちゃったね(笑)
 それでは行きましょう。
 皆さまに感謝の気持ちをこめて
 『Humming train』!」

観客から自然と手拍子が入りました。
手拍子入ったので(入れながら)聴いたの
久しぶりだな(苦笑)

今回は、ストロボカフェの時と違い
ピアノもバランス良かったという印象。

演奏後、ひと呼吸置いてカホンがリズムをとり
ギター、ピアノが加わってBGM風のイントロの中
「では、もう1曲、楽しい歌を
 楽しいじゃないか
(ここで岳人さんから
 楽しいとは違うんじゃないか的な
 ツッコミが入り)
 楽しい歌じゃない? 楽しい歌?
 歌わしていただきます」と言って
「You and I」に。

いつものサビ前のタメで入る
せっきんさんの台詞は
「ワンマンって、やっぱり
 とっても、いいもんですね」
でした(笑)

ラスサビではステージから一歩
前に出てのものでしたが
自分、たまたま
かぶりつきで聴いていたので
熱唱する知香さんが近い近い(汗)

演奏後、ピアノをバックにMC。

知香「早いもので最後の曲になります。
 ほんとに、たくさんの人に来ていただいて
 ありがとうございます。
 なかなか、結成してからは
 ワンマンができる機会なんて
 思ってもなかったですけど
 その機会を与えてくださった
 [36°5] のぶさん、
 そして来てくださったみなさま
 ほんとに感謝しております。
 Ticori's fairground わたくし前田知香
 そして鈴木岳人
 それぞれソロで活動していたんですけども
 みんなそれぞれ、目標、夢とかって
 きっかけがあると思うんですけど
 あたしが実家の香川県から上京してきて
 歌を歌って、まあ
 もう、ちょっと29歳というの
 辛いんですけど(笑)」
岳人「急に発表しました」(会場笑)
「なんか年をとるごとに
 若い頃は、大学生の頃とかはすごく
 楽しくてしょうがなかったことが
 社会人になって年をとるにつれて
 周りの友達とかもみんな
 自分の道を進んで結婚したり何だりで
 ちょっとこう孤独になる時も
 ある、時はあるんですけども
 それでもこうやって歌を歌いますって言うと
 来てくださる方々とか
 たくさんいらっしゃって
 ほんとに嬉しいなと思います。
 私がなかなか変われずにいてですね
 (ちょっと間があり、あさっての方を向いて)
 ダメだ、ダメなパターンだ(笑)」
(会場笑)
「変わろうとできずに」
「泣かずに」
「泣いてないわよ」(会場笑)
「じゃあ、言うのやめます」
「変われずに、変われないで
 必死にもがいてる中で
 支えてくださった方々
 諦めずに支えてくださった方々
 待ってくださってた方々が
 いらっしゃると思います」
(ちょっと間があって、会場笑)
「ダメだあもう。ダメだ、こりゃもうダメだ」
(会場笑)
岳人「泣いてんの、初めて見ましたよ」
「あ、ほんと(笑)
 ああ、ちょっとなんか嬉しくてですね(笑)
 たくさんの方々にほんとに感謝をして
 まだまたがんばって
 Ticori's、上を目指していきたいと思います。
 東京の町で、ふとしたときに
 昔の、あたしが歌う
 きっかけになる人を思った時に
 できた歌です。聴いてください、『弱虫』」

冒頭および1コーラス目は、ピアノ伴奏のみで
2コーラス目からギターとカホンが加わりました。

ラストのスキャット Yeah はなく
最後に「♪またたどり着けない」で終えたのは
「裸の女王様」と同じパターンですが
なかなか印象的でした。

両曲とも終わりは
まだ発展途上という含みが
あるのでしょうけど
両曲ともそれにハマる歌詞だったのは、
そして、両曲とも
知香さんのソロ時代の曲だというのは
偶然とはいえ、なかなか興味深いですね。


演奏後、拍手の中、サポーターの二人が退場。
そのまま拍手がアンコール・スタイルの拍手になり
岳人「これアンコールですかね」(会場笑)
知香「ありがとうございます」
岳人「せっきん、ちーちゃん、カモン!」
サポーターのお二人が戻ってきて
知香「そう、今日話したい事いっぱいあったけど……」
せっきん「話してましたよ」
(会場笑)
知香「話してました?」
岳人「いちおう泣いてましたし」
知香「もうそれはやめて。恥ずかしい」
せっきん「ペラペラペーラ言ってました」
知香「ペラペラペーラ言ってましたか(笑)
 今日はほんと素敵サポート、
 ありがとうございます。
 せっきんさん、最近なんか、あります」
せっきん「とーとつですね」
岳人「急に(苦笑)
 アナウンサーみたいですね」
せっきん「もてたいです」
知香「せっきんさんの胸板を見て
 素敵と思った女子は
 あとですぐ声をかけてください」
せっきん「なにそれ。
 今僕のおっぱいに視線
 集中したじゃないですか。
 やめてくださいよ、もう」
「ごめんなさい、失礼しました(笑)」
続いて甲斐知優さんの活動を紹介。
ASHMOREというバンドで活躍していることの他
甲斐さんはピアノの講師もしている
ということもあって
知香「ちーちゃんみたいなピアノを弾いて
 モテたいという方は、募集中です。
 ほんとにアンコールありがとうございます。
 私たちの始めて作った曲で
 いいんじゃないでしょうか、鈴木さん」
「そうですね、えーと
 すみません、曲数が少ないので」(会場笑)
「アターっ(笑)」
「またやったやつを、いいでしょうか、
 大丈夫でしょうか。大丈夫でしょうか」
(会場拍手)

ユニットを組むにあたって
ユニットの曲がないといけない
ということで作った曲です
という岳人さんの曲紹介があってから演奏に。

自然に手拍子が入りました。
「Ice cream」の手拍子バージョンは
初めてかな?

ピアノは、ちーちゃんバージョンで
図らずも競演という形になりました。

出だしからして
「タンタン、タタタッタン」というノリで
全体的に、知香さんの時より
ピアノが歌ってる感じだったかも(笑)

2コーラス目のAメロ、岳人さんの歌唱に
知香さん、ピアノを弾いてないからか
いつにないノリで軽くコーラス。
これはなかなか新鮮でした。

エンディングはグリッサンドでない
アンコール・バージョン
という感じのエンディングでした。


以上の流れで、14:10ごろ終了。
全体で1時間半弱でしたが
あっという間に終わったという印象です。

ライブ後は、お店の入口で
帰る皆さんのお見送り。

ランチライブなので
お店での打ち上げはありませんでしたが
外でのちょっとした打ち上げに
顔を出させていただきました。

どうもありがとうございます。

知香さん、岳人さん、
せっきんさん、甲斐さん、
スタッフの皆さん、
お疲れさまでした。

$圏外の日乘-ワンマンライブ後の Ticori's

写真、終了後のものですが
例によってボケ気味で
すみません(´・ω・`)

$圏外の日乘-Ticori's fairground photo card

こちらは、当日の
フライヤーに挟まっていた
フォトカード。

入口にディスプレイされてたものと
同じですね。


以上、最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。




ちなみに当日、
今後の活動の告知等は
いっさいありませんでしたが
(物販の告知もなかった【苦笑】)
明日11日(土)は
名古屋で開かれる
栄ミナミ音楽祭 '13」に参加、
16:30から16:55まで(予定)
名古屋コミュニケーションアート専門学校前で
演奏するそうです。

自分はちょうどその30分前に
東京の某所での所用が入ってしまい
聴きにいくことができません。

ちきしょーぅo(TωT )

ライブの成功、遠くの空から祈ってます。