昨晩の21:54~23:53にオンエアされた
『GTO』の卒業スペシャル、
ライブで観ました。

もちろん、奈央ちゃんが出てるので。


アメスタとのコラボで
「GTOを出演者と一緒に見ようぜSP」
というのが放送されてたようですが
そちらは観ておりません。

DVDの特典でよくある
オーディオ・コメンタリーの
同録版みたいな感じでしょうか。

だったらDVDに特典として
収録してほしいですなあ。


前半は入学コンサルタント絡みの話で
相沢雅がほぼメインといっていい感じでしたが
そのあとは、ボクサーを目指す草野忠明
入れ墨を負った堂島誠也
秀才・菊地善人が巻き込まれるトラブルに
介入して助けるという話でした。

受験コンサルタントの久瀬が
子どものために金を出すのは今でしょ
とか言ってたのは、ちょっとウケました(笑)


前半では、センター試験を控えた受験組と
就職組との対立が描かれましたけど
鬼塚がやってきてから何だかんだあって
クラスの結束が固まったのかと思ってたのに
いきなり罵りあいになるというのは
違和感ありました。

やっぱり高校生だからなのか
それとも
それだけ受験のストレスは大変
ということなのか。

とりあえずいい大学に入って
いい会社に入って金稼がないと
という、村井國夫の言葉に
鬼塚の精神論は通じないというのが
さあ、どうするという感じで
面白かったです。

卒業生から受験のアドバイスを受ける
という集まりに乱入した鬼塚が
生徒たちに拒否られてしまうという展開も
そら、そうだろうなという感じで。

そのあとで、だったと思いますけど
理事長が鬼塚に
生徒からの卒業ということを説くのは
印象的な場面でした。

理事長のその話の中に出てきた
現実より信念が大切ということを
鬼塚から学んだ、という台詞は
印象深かったです。


後半は、草野、堂島、菊地のエピソードが
順繰りに解決されていくという感じで
分かりやすいけど
ストーリー的には一直線過ぎる気も
しないではなかったり。

その中で草野だけが
まあ、挫折を経験するわけですが
その際の鬼塚のフォローは
ダチという関係性が活きていて
完結編らしい落とし方だったと思いました。

草野を応援しにいくために
3年4組だけが卒業式から離脱するのを
理事長が許すのはどうかと思ったり
(ドラマ的にはそうせざるを得ませんが)
その許したことに対して
教頭や教師たちが
微妙に、良い人顔になってましたけど
あれって表情が難しいところですねえ(苦笑)
特に教頭先生は。


自分的には肝腎要の奈央ちゃんは
意外と(意外と? w)出番が多くて
奈央ちゃんを含めた女教師四人組は
単なる傍観者でなく
ストーリーを進行させる役割も
それなりに果たしていたので
良かったかなあ、と。


菊地のトラブルに関係して
教授の助手・船田美佳役の岡野真也、
さり気に可愛かったですけど
彼女や菊地の指導教授の三橋を演じたのが
長谷川初範だとは気づかなかった~

ちなみに、あんなふうに
指導教授を追い落とすと
教授は失墜するかもしれないけど
かといって菊地や助手の船田は
学会から受け入れられるかなあ
とか思ったり。

理系だと実力さえあれば
ノー・プロブレムなんですかねえ。


あともうひとつ見所(?)だったのは
野村朋子が参加するアイドル・ユニットの
ライブ・イベント会場でのヲタ芸のシーン。

なんか懐かしいぞ、という感じでしたけど
今でもああいう雰囲気なのかしらん(笑)

ちなみに、Wikipedia には
朋子たちが歌っていた曲のタイトルまで
註にアップされていて
これには脱帽させられました。
世の中、すごい人がいるなあ。


奈央ちゃんが出るというんで観始めて
とうとう完結編まで付き合うことになった
2012年版の『GTO』ですが
それだけに、というべきなのか
プロテスト会場での卒業式には
グッとくるものがあったことでした(しみじみ)

あのシーン、生徒の言葉は
役を離れたところでのリアルな感情とも
重なっているんだろうなあ、とか思ったり。

古いシリーズの方は観てませんが
何だかんだいって AKIRA の鬼塚、
良かったんじゃないでしょうか。