
(ファンハウス FHCF-2226・2227、1995.3.25)
副題、あるいは角書きは
「★ウルトラ・アンソロジー★」。
ただしこれはジャケ背やタスキの表記で
ジャケ表は写真のとおり英語表記です。
2枚組で
Disc-1 が「1966~71」
Disc-2 が「1972~77」
(チルダ記号、文字化けしてたらスマソ)
と年代で区切られており
その各時期の番組曲が収められています。
というわけで Disc-1 は
先に紹介した
日経BPムック『ウルトラマンの時代』と
どんぴしゃりでシンクロするCDなのです。
ジャケ裏は下のとおり。

収録曲を見れば分かるとおり
『チビラくん』を除けば
書籍『ウルトラマンの時代』そのもの。
『チビラくん』はこのソフトが
初CD化になるようで
当時、そう話していた知人もいましたが
自分は、まあ、2枚組にしてこの値段は安い
と思って買ったんだったかな(^^;ゞ
それとも「豪華48ページ解説つき」
という惹句に釣られたのかな?(笑)
あと『猿の軍団』の主題歌を
聴き直したかったのかも。
楽曲リストを見ても分かるとおり
必ずしもすべての番組について
正副主題歌が収録されているわけではなく
それが買った当時不満でした。
カラオケを収録するくらいなら
歌の方を優先させてくれよ、というのが
正直なところでしたね。
とはいえ、別の盤を当たれば
副主題歌の方も聴けないことはなく
つまりはこういう企画って
マニアを前提として
作ってるわけなんですよね。
1曲でも、それまでに出たCDに
入っていないものがあれば
買うというか買わざるを得ないというか。
そうして足元見られて
何枚も何枚も買わされるはめに……イエナンデモアリマセン
『帰ってきたウルトラマン』の主題歌は
外山浩爾という方の
カバー・バージョンが収められています。
それもなあ、とか思いつつ
実は自分もこちらのバージョンを
放送当時に買ったコンピレーション盤で
聴いた記憶があります。
実家に残ってるかどうか、
ちょっと分かりませんが……。
Disc-2 収録の楽曲については
同時代で観ていたのは
『ウルトラマンA』と
『殺の軍団』ぐらいです(^^ゞ
当時、自家用車についていた
カーステレオのテープで
(そういうものがあったんです)
ここには入ってませんが
『行け! ゴッドマン』とか
『緊急指令10-4・10-10』の主題歌を
両方とも自宅のテレビで観られないのに
ドライブに行くたびに聴いてましたので
主題歌自体は歌えたり(苦笑)
『ファイヤーマン』とか
『ジャンボーグA』とか
『トリプルファイター』とかは
小学館の学習雑誌で
そういうヒーローがいるのは知ってましたが
どれも田舎のテレビでは放送されなかった。
『ファイヤーマン』のみ
高校時代に、後輩が持っていた
特撮・アニメの曲を集めたLPレコードから
特撮のみをカセットテープに
録音してもらったもので何度も聴いてて
主題歌自体は歌えたりしましたけど(^^ゞ
後に知人から
レーザーディスクのBOXを借りて
全話、観通しました。
『恐竜大戦争アイゼンボーグ』は
なぜか変身シーン自体は
観た気がするんですけれども……
かなり記憶が
曖昧模糊としております(苦笑)
Disc-2 は
そんなことを思い出させる
曲ばかりだったりします。
ライナーは音楽編と作品編の2分冊。
これは豪華かも。

音楽編には、歌詞と曲目紹介の他に
冬木透へのインタビューが載ってます。
作品編には、収録作品解説の他
「円谷プロダクションの歩み」という記事と
「桜井浩子インタビュー」を収録。
「円谷プロダクションの歩み」は
『帰ってきたウルトラマン』までが
特に詳しく書かれていて
まさに書籍『ウルトラマンの時代』と
同じ切り口なわけでして
記事内容が詳しいかどうか
写真が多いかどうかの違いでしかない。
まあ、そんなものです。
一方の「桜井浩子インタビュー」、
久しぶりに読み直してみましたが
その2年前に女優に復帰して
1年前に『ウルトラマン青春期』を出版した
ということもあってでしょうか
最近のような全面肯定のスタンスとは違い
かなり興味深い読み物になってます。
探せば、別のところでも
同じことを語っている記事が
見つかるかもしれませんが
CDの付録としては
これはこれで優れものですね。