ああ、サブタイトルに
ダッシュがあるじゃん。
また文字化けするー(TωT)
(環境によっては
 「?」と文字化けします)

「悪女」に付いている
引用符(ダブルクォート)も
文字化けするかも……(´・ω・`)


それはともかく
今回もライブで観ました。

サブタイトルからも分かるとおり
今回のエピソードについての感想は
ある程度ネタ割り
(と思われるようなことを)
しないと、記せません。

この記事をチェックするような人は
すでに観終わった人ばかり
だと思うのですが
いちおう、以下ネタバレありと
記しておきます。




前回の最後で傷害罪を起こして
サキに電話し続けた本田典史ですが
今回、ようやく電話がつながります。

そのころサキは隼人とラブホにいて
着信に気づきつつも
あえて電話に出なかったのですが
翌日になって
たまたま(?)本田の起こした事件を
テレビで見ていた(確認していた?)サキが
ようやく電話を受ける。

そこでのサキの対応が見事でした。

サキ自身が見事というより
シチュエーションのつながりや
伏線の収拾などが見事と感じたのでして
本田と知りあうきっかけとなった
子どもへの贈り物であるゲームの攻略本が
ちゃんと患者の男の子が読んでいる
ということが分かったときには
ハッとさせられました。

サキの行動には
まったく無駄がないという感じですね。
ひとつの行為がひとつの目的のためではなく
いろんな目的を兼ねているのが
すごいというか、きれいというか。

あの電話で、患者の男の子の台詞を
微妙に変えて伝えるというのも
うーんと唸らされました。
これも与えられた情報(インプット)を
無駄にしないというあたり、また
善意と悪意図の境界線が微妙な言い回し
というあたりが
実に見事というか、きれいです。

で、その台詞が本田を
逮捕へと向かわせるわけですが
仮にサキの意図が本田を絶望させること
とことん心理的に追いつめること
だったのだとしても
そのサキの意図とはズレる感じがされ、
本田に、自分の意志で動こうという
自信(のようなもの)を抱かせた
という意味では
本田への「復讐」には
なってないんじゃないか
なり損ねたんじゃないかと
観ていて思った次第です。

本田がサキに
会えて良かったとお礼を言い
電話を切って
通信履歴を全部削除するシーンは
ちょっと感動しました。


サブタイトルにある「“悪女”の履歴」は
サキが、自分が網浜家の
実の子でないことを知り
実の母親の家を訪ね、知り、
いよいよ再会というところで
母親が死ぬという経緯が描かれます。

母親の亡きがらに隼人が泣き崩れる、
それを物陰からサキが見ている
というシーンがありますので
サキと隼人は明らかに本当の姉弟
ということになります。

前回の最後は
隼人を誘惑するサキの手を
隼人が掴むところで終わってましたが、
そのまま関係を結ぶということにはならず
隼人はホテルを飛び出し
それでも誘惑を覚えたことは拭えないので
(ということなんでしょう、たぶん)
部屋で待っていた百合香に
少し時間をくれないかと言うのが
今回のアバンタイトルでした。
(アバン、やけに長かった【苦笑】)

放送コードという
大人の事情がありますから
実の姉弟である以上、隼人とサキの関係は
今後も進展しないでしょうが
前回のラストと予告編を観た印象では
あのまま関係してしまって
百合香にごめんと言うシーンにつながる、
てっきり心の中で言うだけで
実際には百合香に会わない
と予想してたんですが
みごと外れてしまいました。

関係を持ったら持ったで
やっぱり大人の事情が影響して
実の姉弟じゃないというオチになるだろう
と思ってたんですが
脚本と演出、こちらの予想を
見事に裏切ってくれるなあ(苦笑)


黒川さんが登場するのは
上記のアバンだけでした。

でも、なかなかいい雰囲気のシーンで
良かったです。


あと、理事長への仕込みの続きなどがあり
最後の最後で、本田の事件を知って
サキの許に駆けつけた隼人に
実の姉弟じゃないと告げ
「私ね、血のつながりを
 何の疑いもなく信じている人を見るとね、
 虫酸が走るのよ」
と言うカットで終わりました。

視聴者は実の姉弟であることを
知らされているので
なぜサキがそう言うのか
という謎が残る感じですね。

実の母親が路上で倒れるシーンも
あれは病気なのか事故なのか
(それとも殺人?なのか)
よく分からない演出でした。

殺人ではないと思いますが
母親の死に至る、あるいは死をめぐる
無意識の悪意が描かれたわけではないので
サキが今回のような
「復讐」を行なっている理由は
いまだに明確ではありません。

そうしたことが次回以降
明らかになっていくのかどうか。
楽しみですね。