
(双葉社、2011年10月9日発行)
奥付にはサブタイトル表記
(なになに篇というやつ)はありません。
書影左上にもあるとおり
「ウルトラマンシリーズ45周年」を記念して
まとめられたらしい1冊ですが
ちょうど『ウルトラQ』の
カラーライズド版が発売された頃なので
その宣伝も兼ねているのではないか
とも思ったり。
ただし
カラーライズド版制作途中での編集だったため
『ウルトラQ』登場怪獣のカラー写真は
ガラモンまで(セミ人間は除く)。
カネゴン以下、異次元列車までは
カラー写真が残っているピーター
(有名な向ケ丘遊園でのショーのディスプレイ)
以外は、セピア色の写真が掲載されています。
ただし、『総天然色ウルトラQ』紹介ページに
制作途中のカラーデータから焼き付けた写真が
載っているので、いちおう全怪獣を
カラーでフォローしているといえなくもない。
内容は、基本的に
見開きページの怪獣図鑑です。
メイン解説
写真のキャプション
Profire(別名・身長・体重・出身地・足あと)
Weapon & Ability(コラム)
Parameter(レーダーチャート図)
Pick up(コラム)
裏話的コラム
でコンパクトに構成されていて
意外と情報が多い。
Parameter なんてのは
どうでもいい感じですけどね。
一部の有名怪獣については
「その後の××××」(伏字部分は怪獣名)
と題して見開きコラムが別に載っていて
『ウルトラマン』以降
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
までの再登場について解説されています。
先に紹介した
『スーパー戦隊の常識』や
『仮面ライダーの常識』より前に出た
特撮系の常識シリーズの先駆けですが
買ったのは出たときではなく
つい最近なのでした。
(それでも初版が買えたw)
科特隊のメンバー紹介や装備などについては
潔いくらいに紹介ページを割かず
ただただ怪獣紹介に徹しているのは
好感が持てました。
このあと、
「ウルトラセブン・ウルトラマンゼロ篇」
が出たのは、まあ分かるとして
つい最近になって
「ウルトラ6兄弟・ウルトラマンタロウ篇」
が出たのには
びっくりしました。