今回はライブで観ました。

フジのHPにアップされている
サブタイトルは
「最後の授業…担任外し真相へ。
 アイツを救う!皆で!!」。

以下、ネタ割りあります。




今回のエピソードは
相沢雅を救う鬼塚最後の授業です。

担任外しのきっかけとなった
水樹ななこの自殺事件の
真相を追う話ですが
当時の担任・藤森が
文化祭費用紛失の犯人だと疑ったため
自殺したものと思われていましたが
実は、クラスのみんなも
自分のことを疑っていたことにショックを受けて
自殺したことが明らかになります。

ななこの書き残した
遺書ともいうべきメッセージを書き変えて
担任が悪いという方向に持っていって
担任外しが始まったわけで
その担任外しムーヴメントが
鬼塚の登場で次々と切り崩されていって
反・鬼塚派として最後の一人になった雅は
けじめを付けるために校舎の屋上へと向かう……


ななこが追いつめられた事件は
文化祭費の紛失ということになると
以前(第4回)、林間学校費を
鬼塚に使い込ませる作戦を実行した際
藤吉が紛失犯として
疑われる事態になりましたけど
担任外しのためには仕方がないと
当時の雅は割り切っていたように
記憶していますが
友人を追いつめたのと同じ形で
現在のクラスメイトを追いつめるような作戦を
平気で実行できるというのは
心理的に違和感を覚えます。

逆にいえば
あのエピソードがあるために
今回のエピソードに
説得力が感じられないというか……


雅は前回のラストで
「あたしが殺したようなものだから」
と村井に言っていましたが
それは、クラスメイトとして
友人を信じきれなかったことを
悔やみ悩んでのこと
という解釈になってます。

実際は「あたしが」ではなくて
「あたしたちが」ということに
なるはずですが
なぜか全部一人で抱え込んでしまう。

それは、ななこが親友だったからか
委員長だけに
すべてを抱え込む性格だったのか
よく分かりませんが
そういうヒロイズムが雅を追いつめていった
というのは、分からないでもない。

でも、ななこが自殺する
きっかけとなる事件と
似たような事件を起こして
クラスメイトを孤立化させていくのは
ななこの心情を知るのが雅一人なだけに
どうにも納得がいかないのです。

「正義」の観念とは
そうさせてしまうほどのものだ
ということなのでしょうか。


藤森先生を演じたのは
奈央ちゃんの友人・折井あゆみですが
あまりにもヒステリックな演技に
ちょっとびっくり。

あんな先生、いるんかなあ?


奈央ちゃんは前半と後半の
職員室のシーンに出てました。

前半では
勅使河原と橋本がマスコミに
鬼塚の行状をリークしたため
マスコミが学校に訪れるという騒動になり
テレビに映るかもしれないとはしゃぐ
コンパ・シスターズの一人として登場( ̄▽ ̄)


マスコミが話題にするようになり
理事が招集されて理事会が開かれ
鬼塚は辞職することになります。

それを悲しむ桜井理事長や
冬月先生とのやりとりは
なかなか良かったですね。

模試で好成績を残したくせに
「事表」と書くのは
どうかと思うんだけど(苦笑)


辞めたという話を聞いて
結局は無責任な大人でしかなったと
罵倒する菊池は
村井に殴られたりするんですが
彼が理事長に詰め寄ったときに言った
理事長の「罪」とは何か
いまだ不明のまま。

次回、それが明らかになるんでしょうか?