ドラマインソムニア
『青空の卵』第3話
「月夜の三重奏」パートIII、
録画しといたのを観終わりました。

画面が独特だと思ったのは
フィルムのせいというより
ライティングのせいであるようです。

素田香織の顔が
逆光で見えなくなるカットも
平気で使ってましたしね。


以下、内容にふれた感想になります。


やっぱり今回で解決編でしたが、
先日の『所轄刑事7』でも描かれた
ストーカー問題と同じ背景を扱っていて、
もちろん原作はこちらが先なわけですが
またこのネタかとも思ったり。

ストーカー被害者が
警察に訴えても
美人だから悪い、男を誘ったんだろ
と言われてしまう
というところまで一緒なので
(『所轄刑事』の場合は
 男の自然な生理だから
 とか刑事が言ってましたから
 ちょっと違いますけど)
もはやパターンとなっている
としかいいようがない感じです。


ストーカー規制法ができたのが2000年で、
原作が発表されたのは2002年。

規制法ができたのに
こういう小説が書かれたのは
いくら法整備がなされても
当初は効果が上がらなかったことを
暗黙のうちに示しているのかもしれません。

ないし、規制法があるのに
『所轄刑事』のようなドラマが撮られるのは
ほとんど役に立ってないことを
暗黙のうちに示しているということなのか……。


ただ、今回のドラマの場合
本来のストーカーとは別の
ストーカーというか盗撮グループが絡んでた
というのは、考えようによっては
どんだけ偶然が重なってるんやねん
と、やっぱ思わずにはいられないにしても
ミステリとしてそれなりの創意か、と。


見て見ぬ振り、逆に被害者を責める
という周囲のありかたが
坂木の中学時代の回想と
関わってくるあたりは
性別に特化しない問題意識になっていて
それはそれなりに良かったか
とは思いますが、
泣いた坂木を見ての
鳥井のリアクションは、うーん。

ちょっと引いた( ̄▽ ̄)


黒川さんが演じた素田香織は
また訪ねてきてもいい? とか言ってたので
再登場ありですかね。

とりあえず次回予告には出てなかったけど
どういう形で登場するのか分からないので
当面、観逃すわけにはいきませぬ。


しっかし原作本、
どこに紛れ込んだんだろうなあ(´・ω・`)