以前、クリストフ・ルセの演奏による
フランソワ・クープランの
クラヴサン作品全集を
紹介したことがあります
そのルゼ盤と並び称せられている
オリヴィエ・ボーモンの演奏による
クープランのクラヴサン作品全集、
とうとう、ついに、入手しました!

直輸入盤で買えば安いことは
知ってたのですが
せっかく日本語解説付きの盤が
出ているのなら、と思って
輸入盤で見かけても
(横浜のバナナレコードで
 見かけたことがあります)
買い控えていた次第です。

まあ、ボーモンの
輸入盤全集を見かけた時は
懐が淋しい時だった、ということも
あるんですけど(^^;ゞ


$圏外の日乘-ボーモン『F・クープラン:クラヴサン作品全集』
(ワーナーミュージック・ジャパン
 WPCS-6527/36、2001.6.20)

発売年月日は Amazon に拠ります。

タスキがついてないので
正確な発売年月日は不詳なのですが
いろいろと検索してみましたら
2001年のは再発の年月日のようです。

録音自体は、1991~1994年です。


見つけたのは奇しくもルセ盤と同じ
神田神保町のディスクユニオンでした。

10枚組で、1枚あたり800円相当のお値段。
安いのか高いのか……
輸入盤と比べたら明らかに高いのですが
日本語版として考えれば安い。
それに、こういうのは
見かけた時に買わないと
二度と出会えないんだよねえ……

なんで、こういうの見つける時に限って
懐が暖かいんだ~
と心で泣いていたのはナイショですが(藁
そんなことを思いながらも買っちゃうのは
独り者の強味です。


今回の商品、何よりかより
日本語解説が付いているのがありがたい。
おそらく、というか確実に
各録音の初出盤が個別に出た時の
解説の再録でしょうが
とりあえず研究者(たぶん)によって
曲名の邦題が確定されているのが
ありがたいです。

ただし、ボーモンは5種類もの楽器を
(チェンバロを)使い分けてるのですが
その根拠までは書いてないなあ。
(ルセ盤は3台でした)


レジに商品を持っていたっとき
店員のお兄さんに、
自分はこの奏者、知らないんですけど
いいんですか?
とか聞かれちゃいました。

自分だって知らんよ~
とか内心思いつつ、
クープランの全集ものとしては
もう一人のと比肩されるほど
有名みたいで
正統的な演奏みたいですよ、
なんて知ったかぶりして答えたり(^^;ゞ

その「もう一人」はルセのことなんですが
その際、ルセの名を
ど忘れしちゃってたんで
説得力なかったろうな~(苦笑)


オリヴィエ・ボーモンの演奏、自分は
バッハのものを聴いているくらいです。
(店員のお兄さんにもそう言いました)

『イタリア風バッハ』という
イタリア協奏曲と
ヴィヴァルディの編曲ものの
チェンバロ曲をまとめたCDを出していて
それを持っているのです。

というか、それしか持ってないし
聴いてないです(^^ゞ
(実は『フランス風バッハ』という
 CDも出しているのですが……)

そんな人間が偉そうに語れるわけもなく
とはいえ、あえていうなら
クープランの全集を聴き込んでこそ
ボーモンの真髄が分かるわけでしてね。
(たぶん、そのはずw)


とか、いいわけしながら
ボーモンの演奏を聴いていますが
(ただ今、5枚目に突入w)
ルセの演奏とどう違うかは、
ちゃんと聴き比べないと分かりません。

それは、まだまだ
先のことになりそうです(苦笑)