
(幻冬舎、2012.3.10/2012.3.30. 2刷)
「〈プリキュア5〉の魂を生んだ25人」
というサブタイトルからも分かる通り、
『Yes! プリキュア5』と
『Yes! プリキュア5 GoGo!』の
制作に関わったスタッフや声優に
インタビューしたものをまとめた本です。
総ページ数590ページの大冊ですが、
インタビュー集ということもあり読みやすく
読み進むうちに引き込まれ
あっという間に読めます。
とにかくインタビュー対象が徹底していて、
3人のプロデューサー(東映、テレビ朝日、ADK)、
ディレクター、脚本家、作画監督、
キャラデザ担当者、美術担当者、
玩具を扱うバンダイはもとより、
主役5人の声優、正副主題歌の歌手、
音楽担当者(作詞、作曲担当の各人)、
コミカライズ担当者まで含め、
サブタイトルに謳っている通り
25人もの人から話を聞いています。
プロデューサーは
最初の『ふたりはプリキュア』から
『プリキュア5 Go Go!』まで関わっていて、
『Splash star』の興味深い話も読めるし、
後に『映画プリキュアオールスターズDX』
三部作に関わる監督の話も載っているので、
『DX』の裏話も読めたり。
放送当時、プリキュアが5人になって
『美少女戦士セーラームーン』とか
『おジャ魔女どれみ』とかの路線じゃん、と
やや斜に構えて観ていたものですが、
この本を読むと、『プリキュア5』が
今日まで続くシリーズの礎となったタイトル
だということが分かり、
ちょっと目からウロコでした。
のぞみとココの恋愛めいた関係も
ありえないと思っていたものですが、
(だって、ぬいぐるみみたいな妖精と人間ですよ?)
女性スタッフは割と違和感がなかったみたいで
それも目からウロコな感じで。
付録でキャラデザの川村敏江が描き下ろした
ポストカードが3枚付いています。

書店によってはコミックスのように
シュリンク・パッケージがかけられており
(自分が買った渋谷の本屋はそうだった)
不見転で買ってしまったので
シュリンクをとって再版だと知った時は
がっくりorz
それにしても20日で2刷だなんて
ありえな~い!
あとで初版を見つけて
数日おいて買い直したのは、ナイショですヾ(*~▽~)ノ