昨日は、花散らしの風雨の中、
代官山のライブハウス
「晴れたら空に豆まいて」に
行ってきました。

前田知香さんのライブがあるからです。


風雨でダイヤが乱れるかも
という話も聞いていたので
少し早めに出ましたが、
さほどのことは
ありませんでしたね。

でも、通り道沿いでは
すでに多くの花びらが散ってました。

$圏外の日乘-桜散る

探してる本があって
新宿と渋谷の本屋を何軒か回ったのですが、
探してる本とは別の、買っとかなきゃ
という本ばかり見かけちゃって、
とうとう探してた本は見つからないまま
18:00ごろ現着。

そしたら、すでに、地下2階の入口から地上まで
列ができてました。これにはびっくり。

$圏外の日乘-晴れ豆の行列

階段の途中と入口には
当日券の販売はないという貼紙が……

$圏外の日乘-晴れ豆入口(2012.4.11)

おそるべし××××。
(伏字部分は以下の記事の内容から
 ご想像くださいまし【藁 )


当日は、知香さんがトップでした。

以下、セット・リスト。

01.BIG SMILE(カラオケ)
02.Contradiction(guitar)
03.弱虫(guitar)
04.雨、心っ足らず(guitar)
05.Film(piano & guitar)
06.I ce cream(piano & guitar)

まずはソックモンキーをかかえて座って
「すごい人ですね。何があるんでしょう(笑)
 私は一番手で歌わしてもらいます
 前田知香と申します。
 今日はよろしくお願いします」
と言ったあと、ソックモンキーの説明をし
「BIG SMILE」に。

オケの音出し、ばっちりでしたが、
ラスサビで、高音部が2回ほど
やや乱れた感じでした。

演奏後、鈴木岳人さんがステージに登場。

今日は今まで出た中で
いちばんたくさんのお客さんで嬉しい限りです
と知香さんが言うと、
岳人さんが、
もうちょっと我慢してくださいね
と言って、会場から笑いが起こりました。

続く「Contradiction」は、
岳人さんがコーラスのみのソロ・バージョン。

最初のスキャットが絶品でした。
先日の [36°5] の時より
キーを上げてもいるんでしょうけど
やっぱり晴れ豆の音がいいんでしょう。

2コーラス目のAメロのギターは
音が少なめの伴奏は、今までと違うかと。
2コーラス目のサビを終えてからの
Dメロになるのかな、この時も
ギターをミュートにしてまして、
いずれも晴れ豆の音響の良さに支えられて、
知香さんのウィスパー気味のヴォーカルが
たいへんよく映えてました。

いにしえ何人(なんびと)はこう言い、
何人はこう言ってた、
という対になっている歌詞のニュアンスも、
よく聴き取れましたです。

ただ、ラストのラストで、ヴォーカルとギター
それぞれのアーティキュレーションが
合っていなかったような、微妙な感じで
リズムがズレているようにも聴き取られかねない
ような印象を受けました。

どうなんでしょうね、
自分は音楽的には素人なんで
よく分かりませんが
(とかいいながら、
 アーティキュレーションなんていうのは
 嫌み以外の何でもありませんけど
 いわゆるひとつの知ったかぶりです【^^;ゞ)
あれも、ひとつの効果を
狙ったものなんでしょうか?

演奏後、「嬉しいですね、
たくさんの人に聴いてもらえるというのは」
と言ってから、
 私は香川から出てきて
 もう10年くらいになるんですけど、
 地方から東京に出てきた方、
 たくさんいらっしゃると思うんですけど
 寂しい中で歌を歌っていると、
 ほんとにたくさんの人と出会い、
 いろんな人のほんとに大きな支えがあって、
 ここまで来れたと思っています。
 一人だとなかなか生きていくことってできなくて
 すごく多くの方々に感謝してます。
 そんな中で「弱虫」という曲を作りました。
と話して、曲の背景
(香川でユニットを組んでいた相手の話です)
を説明してから、「弱虫」に。

続いてMCなしですぐ「雨、心っ足らず」に。

岳人さんのコーラス付きバージョンで
このときの知香さんの声が、ちょっと
かすれ気味だった印象を受けました。

後で聞いたら、確かにそうだったみたいで
ああいう状態を「喉が焼ける」と
いうみたいですφ(.. )メモメモ

演奏後、知香さんがピアノの前に移動。

「前田知香は一人で活動していたんですけど、
 ライブをやり始めて……鈴木岳人くんは……」
と言いよどんだところに岳人さんが入って
「今はお互いソロで活動しているんですが
 最初はサポートで入っていたんですが、
 最近はユニットの空気が」
「気配が」
「ずーっと前から話に出てて、
 まあ、誰も知らないと思うんですけど」
(会場笑)
「二人の中で話題になってきて、
 じゃあやりますか」
「やっちゃう、みたいな感じで」
「ただ、ユニットとしての曲は
 まだ全然できてなくて(笑)
 お互いの曲でまかないながらやってて
 次の曲は自分がソロでやってた時の曲です」
と話して「Film」の演奏に入りました。

知香さんのコーラスが入るのは
いつもの通りですが、
2コーラス目はBメロがカットされていて
知香さんのサビ以外の部分での応唱もカット。

Bメロがカットされたせいでしょう、
2コーラス目のサビのコーラス部分
入るのがちょっと遅れてましたね。

ライブで聴いている時は
気にならなかったのですが、
後で話を聞いたら、岳人さんが
緊張してなのか無意識に飛ばしてたようです。

それでもコーラスの入りが遅れるだけで
停滞したふうにも聴こえなかったのですから
むしろ、お見事でしたというべきでしょう。

2コーラス目を終えた後の間奏部、
ピアノの演奏アレンジがちょっと違ってて
これは説明するのが難しいんですけど、
和音が3楽章分続いてから
(3楽章分だと思うんだけど【苦笑】)
同じフレーズで3楽章繰り返すんですが、
その同じフレーズに続く直前の
ポロロン、ポンというブリッジめいた部分が
たぶん今回初で、実に印象的でした。

ピアノ弾いてるーって感じ、というか(藁

演奏の後、
「もうちょっとで」と笑ってから告知に。
岳人さんが自分の告知の後、
「では最後に、やっと、やっと最後になりました」
と言って笑いを誘った後、
「I ce cream」に。

演奏後、ソックモンキーを持った手を振って
お客さんに挨拶してたら、
帽子の部分が落ちたようで
前の方で笑いが起きてました。

退場してからアンコールの声がかかりましたけど
まあ、トップバッターということもあり
それに応えることはしませんでした。

てか、トップバッターからアンコールを求める
というのを見たのは、初めてのことでした(藁

お客さんのノリがいいというべきなのか……


続いては、山本琴乃さん。

太田光宏さんのギター・サポート、
小泉一郎(パット小泉)さんのピアノ・サポートで、
6曲披露(アンコールも入れれば7曲)。

1曲目は、サイモン&ガーファンクルの
「スカボロー・フェア」を思わせる
メロディが印象的な曲でしたが、
曲名が分かりません。
(言ってくれなかったと思う【苦笑】)

山本さんは、奈央ちゃんが
オンバケ・イケチヨとして出演した
ドラマ『大魔神カノン』で
「いのりうた~伝え歌版~」の歌い手だった
長澤ファンなら、よくご存知の彼女です。

当晩も3曲目で「いのりうた」を
太田さんのギター伴奏で歌い上げてまして、
一緒に聴きに来てたヲ仲間のfさんが
テンション上げ上げになってました。

その気持ちはよく分かる(藁

生「いのりうた」は、良かったよ~

「いのりうた」演奏後、ゲストとして
元・光GENJI の諸星和己さんが登場し
お父さん(山本譲二さん)に頼まれたと言って
ひとしきり応援トークがありました。
(自分のCDもアピールしてましたけどw)

諸星さん退場後、山本さんが
アンデルセンの「人魚姫」を朗読し
それに続けて「月の輪」という曲を披露し、
(表記違ってたらスマソ)
さらに2曲歌ったあと、
最後にアンコールがかかり
それに応じてデビュー・シングル曲の
「華」を歌唱して終了でした。

まだ後の演奏者がいるのに
アンコールがかかるのは
山本さんのステージの後に限って
違和感がなかったりして(苦笑)


トリは Emiko Bleu さん。

後藤秀人さんのギター・サポート、
http://blog.livedoor.jp/ushikoguitar/
前田英生さんのパーカッション・サポート、
そして、ズータンズというバンドのメンバーである
鈴木謙之さんのピアノ・サポートで6曲披露。
(こちらもアンコールを入れれば7曲)

その内、3曲目は
映画『アマルフィ 女神の報酬』(2009)の
主題歌に使われた、
サラ・ブライトマンとコン・テ・パルティロの
「Time to Say Goodbye」、
4曲目は大貫妙子の「突然の贈りもの」の
それぞれカバーでした。

「Time to Say Goodbye」は
クラシカル・クロスオーバーという
クラシックとポピュラーの
クロスオーバー・サウンドの曲だそうで
(帰ってから調べたら、その先駆のようです)
Emiko さんのヴォーカルは
クラシックの勉強をしたことがあるだけあって
声量がユタカでオクターブが広いだけでなく
隅々までコントロールされている感じがされ、
なるほどと頷かせるにたる見事な歌唱でした。

やっぱり最後はアンコールがかかり、
何も用意してないのでと言って
アカペラで「アヴェ・マリア」を歌われました。

自分のクラシックの知識は偏っっているので
誰の「アヴェ・マリア」か
申し訳ないが、分かりませんでした(^^;ゞ


以上、またもや長文になりまして
深謝でござります。

いやあ、晴れ豆の音は
いつもホントにいいですなあ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

知香さん、岳人さん、
対バンのみなさん、スタッフのみなさん、
お疲れさまでした。