$圏外の日乘-『ウルトラマン the 45th コレクション』
(マガジンハウス MAGAZINE HOUSE MOOK、2012.4.25)

幡ヶ谷の [36°5] 傍にできた
書店コーナーのある TSUTAYA で買った本です。

奥付は4月発行ですが、
たぶん雑誌並みに
ひと月早く出たものでしょう。

『スーパー戦隊ぴあ』(2011.8)みたいな作りで、
37人のウルトラ戦士のグラビアをメインにした
写真集仕立てのムックです。


バーガーショップ店員、
宅急便の配送係、
幼稚園の先生、
工事現場の誘導員など、
日常生活の中に溶け込んだウルトラマンの
様々なグラビアや、
お笑い芸人・江頭2:50 と絡んだ
ツーショット・グラビアなども載っています。

江頭2:50 という芸人は知らないので
(ていうか、知らなかった。いちおう検索しましたがw)
ツーショット・グラビアのページは
自分的には何が面白いのか分からないです。

37戦士のコンプリートデータ付き、と
表紙は謳ってますけど、
身長・体重・年齢・飛行速度・走行速度・出身地を
それぞれ示した上で、リードを付けて
放送年度を含めて80字弱で紹介し、
「最強はどれだ? 光線自慢」というページで
主要光線技にふれているだけです。

一人80字で紹介するというのは
ライター的な観点からは
見事な仕事だと思いますが、
身上書みたいなデータだけで
コンプリートデータと謳われるのには
賛否ありそうですなあ。

変身アイテムは、男の小道具風にというか
まさにアイテム風に紹介されていますが、
全戦士のそれが紹介されているわけでもなく
……て、アイテムのない戦士もいたから
しょうがないといえばしょうがないのか(^^ゞ

各シリーズの特捜隊は見開きページで紹介され、
シンボルマークの他、
主要装備が2点、ピックアップされてます。

その他、ウルトラの国の簡単な見開き紹介があり、
また、25のキータームに拠るコラム風な読物を
やはり見開きに収めています。

要するに
グラビア雑誌の特集部分を抜き出して本にした
という感じの作りでして、
さすがマガジンハウスと
そのセンスを誉めるべきなのか……。


ただ、
帰りマンの単体写真のように
わざとスーツに泥汚れを付けるのはありというか、
フォトグラファーの意図は見当がつくとしても、
セブンの単体写真みたいに、
ムックの束が真ん中に来てて
写真が半分に割れたりしてるのは、
そもそもフォトグラファーの意図なのかしら。

ティガとゼロの単体写真もその傾向があって
グラビア写真としてみた場合、
どうかと思うんですけどね。


あと、こないだの『pen+』もそうだったけど、
やっぱり『URTLASEVEN X』については
どこにも一言も書いてありません。
なぜなんだろう? 黒歴史なのか?(藁


「史上初」の撮り下しムックとはいえ、
特撮ファン的には物足りないと
いいたくなるかもしれませんな。