
(日経BP社、2012年3月4日発行 16巻5号 通巻246号)
3月3日にコンビニの棚で見かけて
そのときはスルーしたんですが、
やっぱり昨日、『pen+』と一緒に
購入しちゃいました(^^ゞ
『pen+』のウルトラマン同様、
表紙にどーんと出ている
1号ライダーが目を引く感じですね。
でも特集は、仮面ライダーではなく
「世代を超えて愛される スーパーヒーロー列伝」
仮面ライダー×スーパー戦隊、ウルトラマン、
ドラえもん、STAR WARS、宇宙戦艦ヤマトに加え、
アメリカンコミックヒーローものの
スパイダーマン、バットマン、アベンジャーズを
メインでフィーチャーしています。
要するに映画公開絡みというわけで(苦笑)
ちなみに
リメイクされるらしいアニメ版『ヤマト』の
古代進と森ユキのアニメ画を見ると
昔とは別人のようで、びっくりしました。
日経の雑誌らしく
コンテンツとキャラクターに関わる
ビジネス目線の記事が特徴なんですが、
特にマーチャンダイズに関して
Win-Win のビジネスだといっている記事(p.22)は
ほほう、という感じで、勉強になりますなあ。
ま、自分は玩具系は買いませんからね。
(ビンボーで買えないという話も【苦笑】)
それに絡めて(かな?)いえば、
トップ記事(p.18)で
「30年、40年にわたって
これらのヒーローは
なぜ人気を保ってこれたのか」
とか書いてありますけど、
決して視聴者が一貫して支えてきたわけではない
というのが当方の正直な実感でして、
今、人気があるのは
子どものころ観ていた人たちが大人になって
制作者側に回って
それなりのクオリティのものを作ったり、
放送時間の変化もあり(朝になったのは大きい)
子どもと一緒に親が観るようになったりして、
制作者側もそれに合わせた戦略がとるようになり、
大人が観ていてもおかしいといわれなくなった
空気が出来ているからですよね。
30年、40年の間には
大きくなった(大人になった)のに
まだ観てるの、とか言われた人が、
ほとんどじゃないかと思います。
(自分もそうでしたw)
そういう時代でも、大人として
アウトサイダーであることを自覚して
支えてきた人たちがいるわけで、
それは今、現在、
ヒーローものを楽しんでいる大人とは
まったく違うありかたをした人たちです。
そういうことを無視して
ずーっとヒーローが人気者だった
かのように解説するのは
能天気すぎるように思いますけどね。
まあ、個人の感想ですが(^^ゞ
そそくさと、閑話休題(苦笑)
「あなたのスーパーヒーローは?
視聴者の世代で見る人気シリーズの歴史」
という、エクセルで作ったようなw 年表(p.19)と
「『ウルトラマン』シリーズ クロニクル」
という、ウルトラ・シリーズに限った
作品リストにもなっている年表(pp.28-29)は
なかなか便利。
あと、歴代ライダー26人と歴代戦隊36組を、
それぞれ見開きで紹介しているページ
(pp.24-27)は、圧巻でした。
戦隊に関しては、
レッドのシルエットで代表させているのは
まあ、リーダー格だからしょうがないとはいえ、
ホワイトがリーダーだったカクレンジャーまで
(そう紹介しているにも関わらずw)
レッドのシルエットで代表させているのは
いかがなものでしょう
と、マニア目線のツッコミ(藁
それにしても、特集の PART 3、
全国にあるアミューズメントやら
ミュージアムやらを紹介した記事
「会いに行けるヒーロー&キャラクタースポット」
を読むと、スゴいと思うんだけど
日本っていったい、とか
やっぱ思うなあ(藁
年寄りくさい書き方をすれば、
さすが八百万(やおよろず)の神の国
とでも、いうところでしょうか(苦笑)
ちなみに今号には
創刊15周年企画として
「エンタテインメントの軌跡と行方」
と題して、15年分の回顧記事と
トピック年表が載ってます。
(1997年3月号が創刊号だそうです)
たった4ページの構成ですけど(藁
1997年からの流れを
サクッと振り返るのには、便利かも。
と同時に、自分がいかに
圏外の日乗を送ってきたのかが
たいへんよく分かりましたです(苦笑)