少し前にアクセス解析の検索ワードで
山形浩生版の『不思議の国のアリス』が
検索語句としてあがってたことがありました。
確かに以前、お風呂で読める文庫版と
朝日出版社版を紹介したことがありますが、
何で今ごろと、それこそ不思議に思ってたら、
昨日、出かけた際に本屋を覗いて腑に落ちました。
文藝春秋から文庫版が出たんですね。

(1865/山形浩生訳、文春文庫、2012.1.10)
イラストは朝日出版社版とは違っていて
カズモトトモミによる描き下ろしです。
その他に「文庫版あとがき」が
新たに付いていますが、そこには
「一部出版界の自主検閲への対応」
を行なったと書いてあります。
それは例えば、
誰もが予想がつくでしょうけど(苦笑)
チェシャ猫がアリスに
「ここらじゃみんなイカレポンチだもん。」
と言う場面(第6章)とか、
第7章の章題を「イカレたお茶会」とか
訳しているあたりです。
他にもあるかもしれません。
あとがきでは他に
電子書籍出版についても書いています。
興味のある人は、あとがきだけ
立ち読みしてみてもいいかもしれません。
文春文庫にアリスが入るのは
これが初めてですが、
なぜ今さらアリスを出すのか
既存の訳の文庫版を出す必要があるのかが、
よく分かりませんが、
あるいはフリーテクストとかの
つまり上で書いた電子書籍出版がらみの
アジテーションなのかもしれません。
(オビの惹句もそれっぽい感じだし)
イラストは、うーん、
あまり好みではないです。
ウィリアム父さんが
ジャージ着たオヤジにしか見えないのは
どうか、と(^^;
あと、公爵夫人の料理人は
「コック」と訳されているためか、
明らかに男性ですね。
びっくりして朝日出版社版を確認したら、
こちらのコックも男性でした。
(ウィリアム父さんは、
さらにひどい描かれようw)
それもどちらもフランス料理の
シェフ・スタイルなんですけど
これって考証的に大丈夫なんでしょうか?
これまでのイラストやら何やら
調べたくなってきました。
アリスは、表紙カバーでは
イラストになってますが
本文中ではすべて影絵で処理されています。
(例外はウサギの家で巨大化した時に
窓から出した腕w)
たぶん、不思議の国では
というか、不思議の国(夢の中)だから
影絵ということなんでしょう。
これは面白かったですし、
ヘタに具体的に描かれるより
可愛い感じがします。
で、『鏡の国』の方も出すのかな?(藁
山形浩生版の『不思議の国のアリス』が
検索語句としてあがってたことがありました。
確かに以前、お風呂で読める文庫版と
朝日出版社版を紹介したことがありますが、
何で今ごろと、それこそ不思議に思ってたら、
昨日、出かけた際に本屋を覗いて腑に落ちました。
文藝春秋から文庫版が出たんですね。

(1865/山形浩生訳、文春文庫、2012.1.10)
イラストは朝日出版社版とは違っていて
カズモトトモミによる描き下ろしです。
その他に「文庫版あとがき」が
新たに付いていますが、そこには
「一部出版界の自主検閲への対応」
を行なったと書いてあります。
それは例えば、
誰もが予想がつくでしょうけど(苦笑)
チェシャ猫がアリスに
「ここらじゃみんなイカレポンチだもん。」
と言う場面(第6章)とか、
第7章の章題を「イカレたお茶会」とか
訳しているあたりです。
他にもあるかもしれません。
あとがきでは他に
電子書籍出版についても書いています。
興味のある人は、あとがきだけ
立ち読みしてみてもいいかもしれません。
文春文庫にアリスが入るのは
これが初めてですが、
なぜ今さらアリスを出すのか
既存の訳の文庫版を出す必要があるのかが、
よく分かりませんが、
あるいはフリーテクストとかの
つまり上で書いた電子書籍出版がらみの
アジテーションなのかもしれません。
(オビの惹句もそれっぽい感じだし)
イラストは、うーん、
あまり好みではないです。
ウィリアム父さんが
ジャージ着たオヤジにしか見えないのは
どうか、と(^^;
あと、公爵夫人の料理人は
「コック」と訳されているためか、
明らかに男性ですね。
びっくりして朝日出版社版を確認したら、
こちらのコックも男性でした。
(ウィリアム父さんは、
さらにひどい描かれようw)
それもどちらもフランス料理の
シェフ・スタイルなんですけど
これって考証的に大丈夫なんでしょうか?
これまでのイラストやら何やら
調べたくなってきました。
アリスは、表紙カバーでは
イラストになってますが
本文中ではすべて影絵で処理されています。
(例外はウサギの家で巨大化した時に
窓から出した腕w)
たぶん、不思議の国では
というか、不思議の国(夢の中)だから
影絵ということなんでしょう。
これは面白かったですし、
ヘタに具体的に描かれるより
可愛い感じがします。
で、『鏡の国』の方も出すのかな?(藁