昨日(というより本日)も24:55から放送。


今回の原作は『明治開化 安吾捕物帖』
その十三「幻の塔」です。

「塔」が「像」に変わったわけですが、
原作を読んでみると
割と原作に近いアレンジでした。


今回の見所は
新十郎が推理を間違えてしまい、
海勝梨江に馬上から頭蹴られたり
佐々風守(R.A.I.)に分析されたりして
己を取り戻すとこでしょうか。

原作でも、新十郎は推理が行き詰まり
勝海舟の一言で蒙を開かれるシーンがあり、
アニメ版では設定上
そうするわけにはいかないのか、
それでも今回の梨江と風守のスタンスは
良ござんした。

風守、期待通りの
なかなか味のあるキャラでした。

梨江が新十郎に
期待をかけていることが分かるシーンも
良ござんしたが、
馬上から蹴られるとは……

あれは痛そうだ(藁

風守の追及で、新十郎の過去が
少しなりと明かされるのも興味津々でした。

トリックはもちろん原作とは違いますが
(死体が発見されるシチュエーションが
 ほぼ同じなのは、アレンジとして見事でした)
アニメはアニメで
そこそこ良い出来でした。

ブロンズ像に涙があしらってあった
というのが、
解決で効いてくるのがいいですね。
映像作品らしい伏線でした。

島田白朗と新十郎との
精神的闘争もなかなかのものでした。


今回の原作は
ちくま文庫版『坂口安吾全集13』

$圏外の日乘-『坂口安吾全集13』
(筑摩書房、1990.9.25)

で読みました。

「幻の塔」は
再録されることの少ない
レア短編なので
『安吾捕物帖』が全部入っている版か
安吾全集版とかじゃないと、
読めないと思います。

アニメ終了後に、どこかから
アニメで使った原作を
アニメ放映順に集めた
アンソロジーでも出してくれると、
便利なんだけどなあ(藁



『ギルティクラウン』の第5話も観ました。

桜満を「おうま」と訓ませる感覚はどうよ
とかいいつつ、
いのりが綾波なら
綾瀬はアスカだなと思ったりしながら
観てました(苦笑)

篠宮綾瀬が車椅子に乗っている
という設定は
なかなかいいと思った次第。

桜満集、最終回までに
そこそこ成長してほしいものです。

観てて、どうにもベタで
恥ずかしくなるので(^^;ゞ