20日(木)24:45からの放送。

例によって遅ればせのアップですが、
ライブで観てます。

以下、ちょっとネタ割りありの
とりとめもない感想です。


原作は坂口安吾『明治開化 安吾捕物帖』の
第4話「ああ無情」
ということらしいのですが、
例によって、ぜ~んぜん違う話でした(苦笑)

というか、原作から使っているのは、
モーロー車夫を
白タクにしているあたりぐらいか、と。

白タクとは、無免許のタクシーのこと。
ナンバープレートが白いところからきています。

朦朧車夫はその明治版。
江戸時代なら「雲助」かな。

原作は、戦後の白タクを
イメージしてるんでしょうが、
そこらへんは戦後何十年経っても変わらないのが
面白いというか(藁

白タクに死体の詰まったトランクを
届けさせる理由は
やや説得力に乏しかったです。

今回の設定は、
原作のトリックを裏返して
今日風に(SF風に)
したものだと思われます。

その今日風なアレンジ部分が面白かったかな。

海勝麟六がああいう役割だと
原作と乖離するような気もしますが、
お国を思っての行為だと考えるなら
あれでもいいのかな?

原作の女剣劇一座を
夜長姫3+1 という
アイドル・グループに変えてましたが、
このネーミングも
安吾の有名な短編からのいただき。

声を奪われた少女、というプロットは、
會川昇だけに
ちょっと『吸血姫 美夕』を連想したりして(藁

ちなみに原作を読み直したら
「舞踏会殺人事件」に登場した梨江が、
新十郎の客として再登場してました。


あと、なんで
「ブルー・ライト・ヨコハマ」なんだろう(苦笑)

最初に長田安が歌っているシーンでの
「ブルー・ライト・ヨコハマ」、
音程がおかしかったような……(藁


『ギルティクラウン』第2話も観ました。

なぜ、主人公が戦えたのか、
基本設定が分かりましたが、
活躍してそのまま反体制グループに加わらず、
学園に戻るという展開が、すごいですねえ。

『UN-GO』といい『ギルティクラウン』といい
専制的・抑圧的国家像ですが
これが今の時代の気分なんでしょうか。