チケットは手に入れてなかったんですが、
思い立って、ダメ元の当日券狙いで
舞台『FRAG ~新撰組 Vermilion Order~』
東京公演・千秋楽を観ようと
キンケロシアターに行ってきました。
11:30ごろ、中目黒駅に到着。
どこかで食事でも、と思いつつ、
念のため劇場前に行ってみたら、
すでに当日券狙いの列が出来てて
4人ほど並んでおりました。
列を目にしちゃった以上は
しょうがない(ヱ?)
自分もそのまま並びましたよ(苦笑)
ちなみに当日券の整理券は開場1時間前、
13:00に配布されます。
うーん( ̄▽ ̄)
待っている間、増島愛浩さんが
向かいの神社にお参りに行くのを見かけたり、
何人かのキャストが
門の奥で歓談しているのが聞こえたりしました。
(そちらは見えなかったw)
整理券を渡されて、
それからさらに約1時間ほどキャンセル待ち。
キャンセルがなければ立ち見か
観客席の階段通路に座ることになります。
幸いにもキャンセル待ちの席がありました。
それもA席!
でも、16番。入口のすぐ横、上手端です。

前回(初日公演)は下手通路脇だったので
視点が変わるのは嬉しかったです。
が、かぶりつきの端っこというのも
また何というか……
ま、贅沢をいってはバチが当たります。
それに結果的に、この席はオイシい席でした。
(それについては後述)
以下、千秋楽を迎えたことですし、
やや内容に踏み込んだ感想になります。ご容赦あれ。
それと、例によって長文深謝m(_ _)m
前にも何度か書いたかと思いますが、
千秋楽公演では、最後ということもあり
役者がアドリブを入れることが多く、
それが楽しみでもあるのですが、
メインの舞台にギャグが多いと
それが本来のものなのか
千秋楽オリジナルなのか
見極めがつきにくい(藁
たとえば、尾関雅次郎が芹沢鴨に
腕相撲で勝負を挑むシーンがありますが、
この時はまず
壬生狼の中でトーナメントを行なう。
この時の組み合わせは
たぶん毎回、違うんでないかと思います。
たとえば、甘味屋の店員となっている
島田魁のところに、雅次郎が、
近藤勇や沖田総司、井上源三郎、
すずめと行くシーンでは、
島田の登場の仕方や他の面々との絡みが
おそらく初日とは違ってますけど、
他の公演の時も違うかもしれないとも思われ。
だから、明らかにこれは千秋楽だけのネタだろう
というのは分かりませんでした(^^ゞ
あの狭い舞台に30人もの人間が
入れ替わり立ち替わり立ち回りをする迫力は
前回同様、感心させられましたが、
今回はかぶりつきの席だったので
余計、迫力がありました。
芹沢暗殺時の奈央ちゃんの殺陣、
今回は息が切れているところまで
実によく見えました。
濃姫のように
めっちゃくちゃ強いわけではない
というか、史実上の都合もあり
近藤や土方、斎藤を
斬り捨てるわけにも行かないのが、
特に土方は、前に書いたけど
ヤなキャラだったので
(どこまで本気なのか、
梅を誘惑しようとするキャラだし)
ちょっと物足りないかな~(苦笑)
お話全体としては、やっぱり今回も
芹沢鴨に共感してしまいました。
幕府などの旧勢力に認められることでしか
自分の理想を実現できない、
旧勢力に尽くして世界を変える
という近藤勇の発想自体が
自分にはしっくりこない。
幕府に利用されているだけ、
ということを分かっており、
日本を出て世界を見ようとする芹沢の考え方は
ある意味、時代を先取りしていたわけですが、
先取りしていたからというより
権力に寄りかからず、自分を信じ、
自分の力で得たものを信じて生きろ
という考え方自体がいいと思うわけです。
だから、
新撰組なんて御上が与えた名前に過ぎない。
それをありがたがるのではなく、
自分たちの力で与えられた
壬生浪という名前を誇りに思え
という台詞に、いちばん感銘を受けた次第です。
それを唐橋充が言うから、なおいい感じ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
芹沢のような柔軟さ(?)がないと
結局、権力の走狗に堕ちかねないと思いますね。
そんな、堕ちる悲劇性
(滅びの美学といってもいいかもしれないけど)
を負ってるからこそ、
最後の群唱はカッコいいのかもしれない。
けれど、そういう
悲愴美を漂わせたカッコよさは
好みではありません。というか、
自分的には好むべきではない
というのが正直なところです。
舞台挨拶は、初日同様3回ありました。
2回目では、最後ということで
座長が一人一人の役者の
名前をあげて紹介したのですが、
役者の紹介を「役者の発表」と言ったり、
上手から紹介のところ、下手を指したり
(これは仕込みだったようですが、
ツッコむはずの唐橋さんがツッコまず、
ただ間違っただけに見えてしまったりw)
何人かの役者の下の名前を言い間違ったり、
そんなグダグダなところが
お客さんに非常にウケてました(藁
また今回は、横浜公演で梅を演じた渡辺瞳さんや
演出の佐藤信也さんも登場。
佐藤さんは役者並みに髪をセットしていて
唐橋さんにツッコまれたりしてました。
舞台挨拶の時の
奈央ちゃんの立ち位置は上手寄り。
舞台からのハケは上手袖で
おかげさまで
何度かアイコンタクトさせていただきました。
(最初にオイシい席だった
といったのは、このためですw)
パンフや生写真は前回購入したので
今回はサントラCDを購入。
オープニングの配役紹介時に
朱雀/すずめ役の加藤茜さんが歌う
主題歌ともいうべき「RESIST」、
(歌の最中に各役者が見栄を切り、
両脇の垂れ幕に役名と役者名が投影される
という演出でした)
芹沢鴨暗殺後、最後に近藤勇を中心とする
新撰組の(芹沢派閥を除く)面々が歌う
エンディング・テーマともいうべき「舞狼歌」
他、両曲のカラオケや
劇中で使用されたBGMが入っています。

「RESIST」、なかなかいい曲です。
ただ今、ヘビロテ中(藁
この歌詞(作詞は演出の佐藤信也)を聴いていると、
誰が選んだわけでもない、
自分で選んだ道を行くことの大切さ、
自分で選んだ道を引き受ける強さが
今回の舞台のメインテーマかと思われます。
それを「誠の道」という言葉で表わし、
それぞれの「誠」の道を突き進むことを
たとえば芹沢鴨なんかは奨励するわけです。
自分と相容れない相手の「誠」のために
己が果てるとしても、それを粛々として受け入れる。
それが芹沢自身の「誠の道」でもあり、
筋の通し方なんでしょう。
鴨さん、ちょっとカッコ良すぎね?(藁
「舞狼歌」は、舞台では上に書いた通り
20人近くの男性ボーカルでしたが、
CDだと9人編成でした。
こちらは芹沢が
隊歌として歌詞を書いたという設定ですが、
この歌詞だと、それがどのような「誠」
(自分の道)だろうと、視野が狭かろうと、
「誠」を貫き通すことに意味があると考えていた
ということになりそうです。
「RESIST」とそれなりに照応しているわけですが、
貫き通せば、どんな「誠」だろうと
それは己を高みへと導く(から素晴しい)
という、男の生きざま称揚ソングですね(苦笑)
これを聴くと、鴨さん、そりゃないよ
と思ってしまいます。正直なところ(藁
ちなみに両歌とも、歌詞はパンフに載ってます。
あと、献花ですが、台風接近のためか、
すべてホール内に移動してました。

終演後は渋谷に寄ったのですが、
本屋から出ると雨!!!
通り雨だったようですが
最後の最後に雨とは……( ̄□ ̄;)
思い立って、ダメ元の当日券狙いで
舞台『FRAG ~新撰組 Vermilion Order~』
東京公演・千秋楽を観ようと
キンケロシアターに行ってきました。
11:30ごろ、中目黒駅に到着。
どこかで食事でも、と思いつつ、
念のため劇場前に行ってみたら、
すでに当日券狙いの列が出来てて
4人ほど並んでおりました。
列を目にしちゃった以上は
しょうがない(ヱ?)
自分もそのまま並びましたよ(苦笑)
ちなみに当日券の整理券は開場1時間前、
13:00に配布されます。
うーん( ̄▽ ̄)
待っている間、増島愛浩さんが
向かいの神社にお参りに行くのを見かけたり、
何人かのキャストが
門の奥で歓談しているのが聞こえたりしました。
(そちらは見えなかったw)
整理券を渡されて、
それからさらに約1時間ほどキャンセル待ち。
キャンセルがなければ立ち見か
観客席の階段通路に座ることになります。
幸いにもキャンセル待ちの席がありました。
それもA席!
でも、16番。入口のすぐ横、上手端です。

前回(初日公演)は下手通路脇だったので
視点が変わるのは嬉しかったです。
が、かぶりつきの端っこというのも
また何というか……
ま、贅沢をいってはバチが当たります。
それに結果的に、この席はオイシい席でした。
(それについては後述)
以下、千秋楽を迎えたことですし、
やや内容に踏み込んだ感想になります。ご容赦あれ。
それと、例によって長文深謝m(_ _)m
前にも何度か書いたかと思いますが、
千秋楽公演では、最後ということもあり
役者がアドリブを入れることが多く、
それが楽しみでもあるのですが、
メインの舞台にギャグが多いと
それが本来のものなのか
千秋楽オリジナルなのか
見極めがつきにくい(藁
たとえば、尾関雅次郎が芹沢鴨に
腕相撲で勝負を挑むシーンがありますが、
この時はまず
壬生狼の中でトーナメントを行なう。
この時の組み合わせは
たぶん毎回、違うんでないかと思います。
たとえば、甘味屋の店員となっている
島田魁のところに、雅次郎が、
近藤勇や沖田総司、井上源三郎、
すずめと行くシーンでは、
島田の登場の仕方や他の面々との絡みが
おそらく初日とは違ってますけど、
他の公演の時も違うかもしれないとも思われ。
だから、明らかにこれは千秋楽だけのネタだろう
というのは分かりませんでした(^^ゞ
あの狭い舞台に30人もの人間が
入れ替わり立ち替わり立ち回りをする迫力は
前回同様、感心させられましたが、
今回はかぶりつきの席だったので
余計、迫力がありました。
芹沢暗殺時の奈央ちゃんの殺陣、
今回は息が切れているところまで
実によく見えました。
濃姫のように
めっちゃくちゃ強いわけではない
というか、史実上の都合もあり
近藤や土方、斎藤を
斬り捨てるわけにも行かないのが、
特に土方は、前に書いたけど
ヤなキャラだったので
(どこまで本気なのか、
梅を誘惑しようとするキャラだし)
ちょっと物足りないかな~(苦笑)
お話全体としては、やっぱり今回も
芹沢鴨に共感してしまいました。
幕府などの旧勢力に認められることでしか
自分の理想を実現できない、
旧勢力に尽くして世界を変える
という近藤勇の発想自体が
自分にはしっくりこない。
幕府に利用されているだけ、
ということを分かっており、
日本を出て世界を見ようとする芹沢の考え方は
ある意味、時代を先取りしていたわけですが、
先取りしていたからというより
権力に寄りかからず、自分を信じ、
自分の力で得たものを信じて生きろ
という考え方自体がいいと思うわけです。
だから、
新撰組なんて御上が与えた名前に過ぎない。
それをありがたがるのではなく、
自分たちの力で与えられた
壬生浪という名前を誇りに思え
という台詞に、いちばん感銘を受けた次第です。
それを唐橋充が言うから、なおいい感じ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
芹沢のような柔軟さ(?)がないと
結局、権力の走狗に堕ちかねないと思いますね。
そんな、堕ちる悲劇性
(滅びの美学といってもいいかもしれないけど)
を負ってるからこそ、
最後の群唱はカッコいいのかもしれない。
けれど、そういう
悲愴美を漂わせたカッコよさは
好みではありません。というか、
自分的には好むべきではない
というのが正直なところです。
舞台挨拶は、初日同様3回ありました。
2回目では、最後ということで
座長が一人一人の役者の
名前をあげて紹介したのですが、
役者の紹介を「役者の発表」と言ったり、
上手から紹介のところ、下手を指したり
(これは仕込みだったようですが、
ツッコむはずの唐橋さんがツッコまず、
ただ間違っただけに見えてしまったりw)
何人かの役者の下の名前を言い間違ったり、
そんなグダグダなところが
お客さんに非常にウケてました(藁
また今回は、横浜公演で梅を演じた渡辺瞳さんや
演出の佐藤信也さんも登場。
佐藤さんは役者並みに髪をセットしていて
唐橋さんにツッコまれたりしてました。
舞台挨拶の時の
奈央ちゃんの立ち位置は上手寄り。
舞台からのハケは上手袖で
おかげさまで
何度かアイコンタクトさせていただきました。
(最初にオイシい席だった
といったのは、このためですw)
パンフや生写真は前回購入したので
今回はサントラCDを購入。
オープニングの配役紹介時に
朱雀/すずめ役の加藤茜さんが歌う
主題歌ともいうべき「RESIST」、
(歌の最中に各役者が見栄を切り、
両脇の垂れ幕に役名と役者名が投影される
という演出でした)
芹沢鴨暗殺後、最後に近藤勇を中心とする
新撰組の(芹沢派閥を除く)面々が歌う
エンディング・テーマともいうべき「舞狼歌」
他、両曲のカラオケや
劇中で使用されたBGMが入っています。

「RESIST」、なかなかいい曲です。
ただ今、ヘビロテ中(藁
この歌詞(作詞は演出の佐藤信也)を聴いていると、
誰が選んだわけでもない、
自分で選んだ道を行くことの大切さ、
自分で選んだ道を引き受ける強さが
今回の舞台のメインテーマかと思われます。
それを「誠の道」という言葉で表わし、
それぞれの「誠」の道を突き進むことを
たとえば芹沢鴨なんかは奨励するわけです。
自分と相容れない相手の「誠」のために
己が果てるとしても、それを粛々として受け入れる。
それが芹沢自身の「誠の道」でもあり、
筋の通し方なんでしょう。
鴨さん、ちょっとカッコ良すぎね?(藁
「舞狼歌」は、舞台では上に書いた通り
20人近くの男性ボーカルでしたが、
CDだと9人編成でした。
こちらは芹沢が
隊歌として歌詞を書いたという設定ですが、
この歌詞だと、それがどのような「誠」
(自分の道)だろうと、視野が狭かろうと、
「誠」を貫き通すことに意味があると考えていた
ということになりそうです。
「RESIST」とそれなりに照応しているわけですが、
貫き通せば、どんな「誠」だろうと
それは己を高みへと導く(から素晴しい)
という、男の生きざま称揚ソングですね(苦笑)
これを聴くと、鴨さん、そりゃないよ
と思ってしまいます。正直なところ(藁
ちなみに両歌とも、歌詞はパンフに載ってます。
あと、献花ですが、台風接近のためか、
すべてホール内に移動してました。

終演後は渋谷に寄ったのですが、
本屋から出ると雨!!!
通り雨だったようですが
最後の最後に雨とは……( ̄□ ̄;)