$圏外の日乘-山田ゴロ『仮面ライダー』1~3
(徳間書店 TOKUMA COMICS、2011年7月15日発行)

石森プロ(当時)の
キャラクター商品用のイラストを担当していた
山田ゴロによる
テレビランドコミックス版
仮面ライダー・コミカライズ本
全9冊の復刻版です。

先日紹介した『[W] RETURNS』
買いに行ったとき、
店内で見つけました。

見つけて、すぐさま
これは買うしかないかと(^^;ゞ

仮面ライダー関係のコミカライズは数あれど、
ライダーマンだけでコミック1冊を当てているのは
この山田ゴロ版だけだということは
いろんな資料を読んで知っていたので、
自分も古本屋で2冊ほど買ってはいたんですが、
こんなもの妥当な値段で揃えるのは無理
と思っていたら、出ちゃいました(苦笑)


ちなみに、かつて古本屋で買ったのは
問題のライダーマン編の第3巻と
X・アマゾン編の第4巻。

$圏外の日乘-山田ゴロ『仮面ライダー』3&4(初版)
(第3巻 テレビランドコミックス27 1979年8月30日発行
 第4巻 テレビランドコミックス29 1979年12月20日発行)

と思いきや、
第4巻はカバーだけがX・アマゾン編で
中身はスーパー1編の第9巻という
インチキ本でございました。

$圏外の日乘-山田ゴロ『仮面ライダー』9(本体)
(第9巻 奥付はカバー袖のみにつき発行年月日不詳)

だから余計に今回の刊行は嬉しかったです。


仮面ライダーのコミカライズは、
何といっても、すがやみつる版が
個人的には唯一無二ですが、
こういう復刻版が出れば
やっぱり買っちゃいますね。

その執着、ウルトラのコミカライズの
比ではないかも。

どっちのコミカライズも好きですけどね。


山田ゴロ版では、
1号からストロンガーまでの
コミカライズもいいですが、
(V3の恋愛相手が
 珠純子じゃないのが何とも……)
個人的にはスカイライダーの
コミカライズ第1話が印象的でした。

筑波洋の後輩・長谷川麻衣子、
キャラ的になかなかいいですな~。

あと、ライダーの腕がちぎれても
立花藤兵衛や谷源次郎が治しちゃうという
ものすごい展開は
この山田ゴロ版だけだろうな(苦笑)


TOKUMA COMICS 版の最終巻には、
過去の9冊には未収録だった、
というか、10巻として刊行されなかった、
スーパー1編の残り4編と
主要コミカライズリストが付いてます。
(リストは資料的にありがた~い)

岩佐陽一による充実の解説も
読み応えがあります。