
(ファーストトレーディング FRT-179、2006)
発行年は Amazon で調べました。
後に再販されているようですが、
自分のは「999名作映画DVD3枚パック」
(FRTP-011、2010)盤です。
とはいっても、これ
在庫品をパックしただけでしょうから、
内容は2006年盤とまったく同じでしょう。
少し前に奈央ちゃんがブログで
「祖父の棚にあるDVDを全部見よう計画」
に挙げていた最初の2本の内の1本です。
(ジャケが違うので、別商品でしょうが)
1953年のアメリカ映画。
監督はヘンリー・ハサウェイ。
ジャケ写でもお分かりの通り、
マリリン・モンロー出演というのが
ウリになってます。
この映画、昔テレビの洋画劇場で
観た記憶があります。
その時のナビゲーターは
高島忠夫だったと思いますが、
(だから「ゴールデン洋画劇場」でしょう)
やっぱりモンローがウリのような
紹介のされ方だったように記憶しています。
その時は、サスペンス映画
ないしはミステリ映画という
くくりだったと思いますが、
今なら、フィルム・ノワールとして
紹介されるでしょう。
朝鮮戦争の帰還兵で、精神が不安定な夫を
愛人と計って殺そうとする妻を
モンローが演じてます。
いわゆるモンロー・ウォークを披露し、
男たちの目を引きつける妖艶な女
としての魅力を前面に出してますけど、
自分は、こういうタイプの女性は
顔立ちも含めて、好みではないのですよねえ。
モンローが鐘楼(ベルタワー?)に
追いつめられるシーンは印象的ですが、
(このシーンの最後は記憶に残ってます)
ストーリー自体は、
モンローを中心とする犯罪ものにとどまらず、
なぜかナイアガラの瀑布に落ちるか否かの
スペクタクルになるのが不思議。
というか、プロットが
主題割れしているような印象を受けます。
夫の視点に立てば一貫してるのかなあ。
観光地としてのナイアガラを
きれいに見せてくれるのが、
今となっては興味深いですかね。
その意味では
一種のトラベル・ミステリ
ないしは観光地ミステリとも
いえなくはないです。
奈央ちゃんはこれを観て、
どういう感想を抱いたのでしょうか。
そこが一番、興味あるところだったりして(藁