映画『オリエント急行殺人事件』
DVD特典映像のメイキングには、
音楽を担当した
リチャード・ロドニー・ベネットの
インタビューもあるんですが、
それを視聴すると、なるほど~と思わされます。

ただ、『オリエント急行殺人事件』のサントラは
たぶんCD化されてないと思います。
レコードも国内盤があるのかどうか。

昔、地元のラジオ局の番組で
ミステリ映画の音楽の特集があり、
オープニング・テーマと
殺人の場面のBGMが流れたので、
BGM集のようなものがあるのかもしれませんが、
いまだに入手できていません。

ただ、映画のオリジナルではなく、
クラシックのオーケストラが演奏したCDなら
出ています。

それがこれ↓

$圏外の日乘-映画を彩るピアノ協奏曲集
(NAXOS 8.554323、1998.6)

演奏は、ピアノ独奏フィリップ・フォーク。
プロインシャス・オドウィン指揮
RTEコンサート・オーケストラで、
1995年の録音。

RTE は レディオ・テレフィス・イーリアン
(アイルランド・ラジオ・テレビ局?)の略です。

ナクソス NAXOS は廉価で
クラシックのCDを出しているメーカーですが、
廉価でもなかなか侮れないラインナップで
定評のあるレーベルです。

このCDは企画ものの1枚。
ソロ・ピアノを担当している
フィリップ・フォークは
日本語のジャケット(タスキ)裏の解説によると
「この種の音楽が得意の知る人ぞ知る」
存在のようですが、まあ、自分は知りません(藁

それはともかく、収録された全9曲中
5曲が日本未公開というセレクトの中に
(向こうのレーベルなので当然ですがw)
『オリエント急行殺人事件』から
「主題とワルツ」が演奏されています。
(他の収録曲はこちらで確認できます)

映画のオープニング曲と
劇中でオリエント急行が出発する場面
そして走行する場面の音楽を合わせたものです。

オリジナルより、ややテンポが速い感じ。

このCDを見つけた時は、
ラッキーと思ったものでしたが……

サントラ盤が入手できない以上、
これが次善の策というわけです。

どこかで、
EMIのクリスティー映画音楽集
なーんて企画CD、出してくれないかなあ。



とか思ってたら、今はYouTubeで
簡単に聴ける時代なのでした。



こちら↑ではオープニングテーマに続いて
映画冒頭の某事件のバックに流れていたBGMが聴けます。
これが殺人の場面でも使われてた音楽だと
今頃、気づきました(^^;ゞ

劇中のワルツのオリジナル演奏は
アップされてないようですね。