NHK-FM 放送の NHK オーディオ・ドラマ、
そのひとつである青春アドベンチャーで、
『ゼンダ城の虜~完結編~ヘンツォ伯爵』が
昨日から始まりました。(10回シリーズ)
ちなみに、原作の翻訳では
小さい(促音の)「ォ」表記ではなく
大きい「オ」で「ヘンツオ」と表記されてます。
前回の王救出劇から3年後の1847年、
(原作では単に3年後とあるのみだったかと)
王との愛のない関係に心疲れたフラビア女王は、
ルドルフに手紙を送り、
その返事の手紙を心の支えとして
生きていこうと考えます。
ところがそれを
ヘンツォ伯爵ルパートに嗅ぎつけられ、
使者に立ったフリッツが
手紙を奪われてしまうまでのお話。
ルパートは前回、
王を幽閉する陰謀に加担した悪党で、
フリッツは、サプト大佐と共に
ルドルフの王救出計画に協力した側です。
原作の『ヘンツオ伯爵』は読了済み。
(創元推理文庫『ゼンダ城の虜』に収録)
だから微妙な違いを楽しみながら
聴くことができました。
黒川さんは前作に引き続き
フラビア女王として出演。
今回はOPテーマ前のアバンタイトル時に
『ゼンダ城の虜』の最後の
ルドルフとフラビアとの会話が再現されてました。
例の「恋がすべてでしょうか」という
台詞が出てくるやりとりです。
本編に入ってからは
王との愛のない生活を歎き
涙する場面もありました。
ただし、原作では今回のドラマのように、
あの人の手紙を心の支えに生きるのです
というような、
フラビアの内心を説明するような独白は
まったくありません。
というのも原作は、
王救出劇以来、フリッツを使者に立て、
ルドルフに、愛の証しとして
薔薇の花を1年おきに渡している
という設定で、その状況が
フリッツの語りで説明されるからです。
そう、原作はフリッツが語り手なのですが、
ラジオではナレーターを立ててました。
フリッツがその場にいない場面も多いので、
(後で聞いて再構成したということになってます)
この変更は、ラジオ・ドラマとしては
理の当然といえるかもしれませんね。
さあ、第2回はどうなるのか
(どうアレンジしているのか)
今から楽しみです。
そのひとつである青春アドベンチャーで、
『ゼンダ城の虜~完結編~ヘンツォ伯爵』が
昨日から始まりました。(10回シリーズ)
ちなみに、原作の翻訳では
小さい(促音の)「ォ」表記ではなく
大きい「オ」で「ヘンツオ」と表記されてます。
前回の王救出劇から3年後の1847年、
(原作では単に3年後とあるのみだったかと)
王との愛のない関係に心疲れたフラビア女王は、
ルドルフに手紙を送り、
その返事の手紙を心の支えとして
生きていこうと考えます。
ところがそれを
ヘンツォ伯爵ルパートに嗅ぎつけられ、
使者に立ったフリッツが
手紙を奪われてしまうまでのお話。
ルパートは前回、
王を幽閉する陰謀に加担した悪党で、
フリッツは、サプト大佐と共に
ルドルフの王救出計画に協力した側です。
原作の『ヘンツオ伯爵』は読了済み。
(創元推理文庫『ゼンダ城の虜』に収録)
だから微妙な違いを楽しみながら
聴くことができました。
黒川さんは前作に引き続き
フラビア女王として出演。
今回はOPテーマ前のアバンタイトル時に
『ゼンダ城の虜』の最後の
ルドルフとフラビアとの会話が再現されてました。
例の「恋がすべてでしょうか」という
台詞が出てくるやりとりです。
本編に入ってからは
王との愛のない生活を歎き
涙する場面もありました。
ただし、原作では今回のドラマのように、
あの人の手紙を心の支えに生きるのです
というような、
フラビアの内心を説明するような独白は
まったくありません。
というのも原作は、
王救出劇以来、フリッツを使者に立て、
ルドルフに、愛の証しとして
薔薇の花を1年おきに渡している
という設定で、その状況が
フリッツの語りで説明されるからです。
そう、原作はフリッツが語り手なのですが、
ラジオではナレーターを立ててました。
フリッツがその場にいない場面も多いので、
(後で聞いて再構成したということになってます)
この変更は、ラジオ・ドラマとしては
理の当然といえるかもしれませんね。
さあ、第2回はどうなるのか
(どうアレンジしているのか)
今から楽しみです。