$圏外の日乘-『Papa told me ~カフェで道草~』
(集英社クイーンズコミックス、2010年6月23日)

採点済みの答案を届けにいった帰りに見つけました。

前の巻が出たのが去年の4月だから(調べましたw)、
1年2ヶ月ぶり(!)の最新刊です。

今回の読後の印象は原点回帰かなあ。

久しぶりに、父子家庭を想定していない
一般家庭イメージに対する疑問が出てきたし、
知世の叔母ゆりこが絡む話も多かったし、
担当編集者の北原や
アリス・カフェの双子の姉妹も
久しぶりに登場したような気がするので。

なんと知世の死んだ母親まで
ひさびさにビジュアルで出てくる!

そのためか
突出してすごいというエピソードもなく、
全体的に、こじんまりとまとまった感が
強いです。

が、ただ、やっぱり
読み直せば読み直すほどじわじわと
滋味あふれてくる感じです:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

最後に収録されているエピソードは、
イケメン男優の握手会に参加する
子持ちの薬剤師の話で、
ちょっとヲタ心をくすぐられました(藁

一般家庭イメージをめぐるエピソードでの
登場人物の一人(レギュラー)の言う台詞、
なかなか含蓄がありました。

「悪気が無くて
 想像力も欠如した人が
 実は一番恐ろしいんですよ」

おっしゃる通り。

そうはなりたくないと心がけてますが、
なかなか難しいですね。