谷山浩子のベスト盤は何種類かありますが、
いちばん新しいのは、これでしょうか。

$圏外の日乘-白と黒
(ヤマハミュージックコミュニケーションズ
 YCCW-10018~19、2005.12.7)

CDのタスキによれば、
Disc.01 は
「いわゆる名曲と謳われる代表作」を収め、
Disc.2 は
「個性が強く、シュールな世界観の楽曲」には
収められているそうです。

タスキといえば、そこには
中島みゆきのコメントが載っています。
100字で谷山浩子の世界を語っており、
お見事! としか、いいようがありません。

中島みゆきと谷山浩子が
「オールナイト・ニッポン」の
パーソナリティを務めていたころ、
(曜日は別で、中島が第一部、谷山が第二部でした)
この2人の回だけは、よく聴いていましたなあ。

ライナーにはディスコグラフィとなっている
フライヤーがはさまっているのですが、
それを見ると、聴いていたのは
だいたい1980年代半ばあたりまで、ですね。

それ以降、聴かなくなったのは
何故だか分かりませんが、
『白と黒』にはそれ以降の曲も、がんがん入っています。
CDを買って、それまで聴いたことのなかった
「意味なしアリス」を耳にした時は、
ずっと追いかけてなかった自分を叱ったことでした。

その曲が入っているアルバム『宇宙の子供』、
まだ買えてません……(遠い目)

ライナーには各曲に対する短いコメント付き。

$圏外の日乘-白と黒(中味)

Disc.1には、代表作を集めたというだけあって、
「カントリーガール」や「河のほとりに」、
「お早うございますの帽子屋さん」
「ねこの森には帰れない」という定番の曲の他、
聴くたびに涙せずにはいられない「窓」とか、
『みんなのうた』で流れた「恋するニワトリ」
「まっくら森の歌」などが収められています。

でも、どちらかといえばDisc.2がお気に入り。
上の「意味なしアリス」の他、
昔よく聴いた「たんぽぽ食べて」
「てんぷら★さんらいず」や、
昔聴いた気がする「悪魔の絵本の歌」
「リカちゃんのポケット」、
そしてこのCDで初めて聴いた
「ドッペル玄関」「そっくり人形展覧会」「不眠の力」
などが収められており、
ナンセンスでダークでカワイイ世界観が絶品です。

ちなみに谷山浩子、
近年はアニメ映画『ゲド戦記』に
曲を提供していたようですね。
(知らなんだ~【^^;ゞ)

昔より一般的知名度は高いのかもしれません。