もう新しいシリーズが始ったのに
今ごろ観てます、前のシリーズ。

ようやく第3クールまで(37話まで)
観終りました。

前にも書きましたが、観て、消していかないと、
新しい番組を録画できないので
観ざるを得ない、というか(苦笑)

といっても『フレッシュプリキュア!』、
前の『yes!プリキュア5 Go Go!』よりは、
観ていても抵抗感はありません。
むしろ続きが気になってしょうがない。
今までのシリーズの中でも
いちばん抵抗感の少ないシリーズかもしれません。

それは、やっぱり前にも書いたように
男の子向け特撮テイストと
おジャ魔女的な日常描写とのバランスが
いいからでしょう。

昨年5月31日放送の第18話
「プリキュアに会いたい!小さな女の子の願い!!」
(脚本:山下憲一、演出:長峯達也、作監:青山充)
なんて、
手術を怖がっている
プリキュア・ファンの女の子のために
プリキュアに会わせてあげる、という
これまた王道パターンの話でしたが、
(ウルトラセブンのクレージーゴンとか
 仮面ライダーのアリガバリとか。
 て、例がちょっと古いな【藁 )
この話がすごいのは、
プリキュアを敗北する姿を子どもたちに見せて、
不幸のゲージをあげようと、
電波塔をナケワメーケに変えて、
戦いの様を中継する、という
ウエスターの計画を聞いた途端、
「じゃあ、負けるわけにはいかないじゃない」
とキュアピーチが言うところ。

そして、テレビを観ていた子どもたちが、
プリキュアが必殺技を放つ時の
バトンをくるくる回すアクションを
真似るという場面が出てくるところ。

ピーチの台詞を耳にした時は
そのカッコ良さに身震いしてしまいました(^^ゞ

『フレッシュプリキュア!』の世界観は不思議で、
プリキュアというヒーローが活躍しているのを
メディアが知っていて報道しているんですね。

そういうシチュエーションは、
ウルトラ・シリーズなんかではよく出てきていて、
平成ウルトラ3部作なんて、
それをかなり意識的にドラマに取り入れてましたが、
東映ヒーローは基本的に
人も知らず世も知らず(藁)という設定が多い。

これはまあ、よくいわれる通り(いわれてません? w)
東映には仁侠映画の伝統があって、
抗争のイメージをそのまま
ヒーローものに移し替えたからなんですが、
『フレッシュプリキュア!』は
そのメソッドから外れているのが珍しい。

あと、これまでのシリーズは基本的に
異世界の妖精と共闘する抗争だったわけですが、
『フレッシュ』になると、
家族以外のキーパーソンに正体が知られてもOK
みたいな設定が出てくる。

ダンス・レッスンを付けてくれるアイドル(?)
ダンスユニット・トリニティのリーダー
ミユキは、プリキュアの正体を知るだけでなく、
まるで立花藤兵衛のように
特訓する回もありましたw(第37話)

謎のドーナツ屋カオルちゃん(声は前田健!)も、
どうやらプリキュアの正体を知ったらしい(第29話)。

『ウルトラマンメビウス』でメビウスの正体を
GUYSの面々が知るのと好一対をなしてます。
つまり、そういうのが
今の時代のリアルなんでしょうね、たぶん。

大げさないい方をすれば、
『フレッシュプリキュア!』は
これまでのシリーズと違い、
社会性のようなものを感じさせるシリーズ、
ということになりましょうか。

だから、パワーアップ編にあたる
第36、37話あたりは、
私闘ないし抗争的雰囲気が強くて
あまり好きになれない。
まあ、パワーアップはお約束だから、
それ中心になるのは、しょうがないんだけど(苦笑)

その時々で、戦隊とかライダーとかを
録るのを優先させたために、
録画されてない回があって
(12話、24話、28話、30話。
 残りは全部、録れてるはずですが…)、
中には重要なエピソードもあるので、
それはそのうちレンタルで借りて
観たいと思ってしまいました。

う~ん、これまでのシリーズは、
こういう気にはさせられませんでしたから、
『フレッシュプリキュア!』は
よほど自分と波長が合うものと思います。

あ、今回途中でOPとEDの歌が変更されましたが、
年度内でOPが変わるのは、
覚えているかぎり、これはシリーズ初では?

EDのCGダンス(振り付けは前田健!)、
明らかに本編のセル動画に勝ってます。

セルによるダンス描写は
『明日のナージャ』(2003~04)で
がんばってましたし、
プリキュア・シリーズにも
「ガンバランス DE ダンス」というED曲に
セルで振り付けしてますが、
やっぱりこればっかりはCGにはかなわない
という感じですかね。

てか、今回も語ってしまったよ(- -;
長文深謝m(_ _)m