ミステリ作家の北村鴻(きたもり・こう)氏が
昨25日の夜中、亡くなりました。

享年48歳。
あまりに若い……。

以前、仕事絡みでお会いしたことがあり、
その気さくな人柄に接したことがあるだけに
(プリキュアの話をしました)、
驚くとともに衝撃を受けています。

自分は必ずしも北森作品の
良い読者ではなく、
読み残しの作品もたくさんあるのですが、
ビアバー香菜里屋のマスターが
探偵役を務めるシリーズ
『花の下にて春死なむ』(1998)や、
推理劇を得意とする劇団の面々が
様々な事件に遭遇する連作長編
『メイン・ディッシュ』(1999)、
被害者の正体をめぐっての連作長編
『顔のない男』(2000)などが
印象に残っています。

$圏外の日乘-北森鴻の本

まだまだ活躍が期待されただけに、
かえすがえすも早世が惜しまれます。

ご冥福を祈ります。