昨年の2月から放送が始まった
シリーズ第6作目
『フレッシュプリキュア!』を
そろそろ最終回を迎えようかという
今ごろ、第1話から観てます(^^;ゞ
録画はしてたんですが、
そろそろ観て消さないと、
HDが一杯いっぱいなので……
ディスクへのダビング機能の調子が例によって悪く、
消してかないと録画できない状態なもので……(- -;
第10話まで観た限りでは、
今度の(てか昨年度の)プリキュア、
今までとは違って、
年齢がちょっと上った感じ。
ポップ度が増したというか。
でも調べてみたら、
やっぱり中学生なんですね(藁
これまでのプリキュア、
特に去年の『yes! プリキュア5GoGo!』って、
プリキュアたちの行きつけのお店である
ナッツハウスが
郊外にあったことからも分かるように、
敵との戦いと、いわゆる日常とが
あまり関わらなかった感じでしたが、
今回は四つ葉町商店街が出て来たり、
プリキュアの戦いをテレビが中継したりと、
かなり現実世界と地続きのような印象があります。
別のいい方をすれば、
おジャ魔女どれみワールドに近い印象。
後にパワーアップした時に
キュアピーチが持つ武器って、
どれみが使う魔法の杖ポロンと
そっくりだし(苦笑)
と同時に、男の子向け特撮度が増した感じ。
敵の作り出すクリーチャー・ナキワメーケは
まったくもって怪獣のような描かれ方だし、
これは全く個人の印象にすぎませんが、
「プリキュア・ダブルキック!」とか
「プリキュア・トリプルキック!」とか言って
技を繰り出されると、
やっぱ連想しますわなあ、
同じ東映の例のシリーズ(藁
これからどんな展開になるのか楽しみですが、
これまでに観た10話分のうち、
傑作だと思ったのが、
2009年3月8日放送の第6話
「消えたハンバーグ!大好きなものを守れ!」
(脚本:山下憲一 演出:座古明史
作監:河野宏之)と
2009年4月5日放送の第10話
「タルトが祈里で祈里がタルト!?」
(脚本:赤尾でこ 演出:石平信司・三塚雅人
作画監督:飯飼一幸)のふたつ。
第6話は、ナキワメーケが
子どもたちの好きなものを消していく
という話ですが、
より子どもたちを不幸にするために
母親を消すことを思いつく。
そのため、キュアピーチこと桃園ラブの母親も、
ラブの目の前で消える、という展開で、
この展開が読めた時点でびっくり。
ここまでひどい目にあったプリキュアは
いないと思いますねえ。
母親が消える前に、その日、
ラブが母親とケンカしていたこと、
そのケンカのきっかけが
夕飯のハンバーグが消えたことが
原因だったというあたり、
ラビリンスの作戦とストーリー展開とが
密接につながっていて、
そこらへんにも脱帽しました。
第10話は、
プリキュアたちのマスコットである
フェレットに擬態した妖精タルトと
キュアパインこと山吹祈里(いのり)が
ナキワメーケの能力によって
人格(?)が入れ替わってしまう話。
動物病院の医師が
初診の方はまず書類にサインをと言うと、
カラスに変わってしまった主婦が
この手でどうサインしろというんだい!
と返す場面には、思わず笑っちゃいました。
あと、単に入れ替わるだけならありがちですが、
タルトは話せないという設定なので、
祈里と入れ替わって身体が祈里でも
タルトは話せない。
思わず人間の言葉を喋りそうになって、
という状況設定が見事。
そう思いません?
自分的には、ものすごく感心したのですが(藁
こうしたドタバタな設定が楽しいのは
もちろんなのですが、
単にドタバタだけに留まらないものがありました。
祈里は動物病院の娘なのにフェレットだけは苦手
(という設定なんです。それがそれで、
それまでにも面白い場面を作っていたのですが)。
その苦手なフェレットと入れ替わることによって、
苦手度を克服し、心を通わすようになるのですが、
そのきっかけとなる祈里の父親の言葉が素晴しい。
祈りは昔、フェレットに噛まれたことがある。
でもフェレットからしたら、ひどく噛んだつもりはない。
動物と人間とでは同じケガをしても、
痛みの度合いが違う、
獣医になるならそこを見極めなければならない、
という、人によっては
ありがちと思うかもしれない台詞でしたが、
その台詞を、祈里のフェレット嫌いを克服し
タルトと心を通わすという展開にからめて、
視聴者である子どもたちへの教訓まで
さりげなく盛り込んでしまうわけですから、
これはもう、子ども番組の王道とはいえ、
奇蹟のような脚本だと感心しました。
東映アニメの底力を感じさせる2作でした。
う~む、語ってしまった(苦笑)
長文深謝m(_ _)m
シリーズ第6作目
『フレッシュプリキュア!』を
そろそろ最終回を迎えようかという
今ごろ、第1話から観てます(^^;ゞ
録画はしてたんですが、
そろそろ観て消さないと、
HDが一杯いっぱいなので……
ディスクへのダビング機能の調子が例によって悪く、
消してかないと録画できない状態なもので……(- -;
第10話まで観た限りでは、
今度の(てか昨年度の)プリキュア、
今までとは違って、
年齢がちょっと上った感じ。
ポップ度が増したというか。
でも調べてみたら、
やっぱり中学生なんですね(藁
これまでのプリキュア、
特に去年の『yes! プリキュア5GoGo!』って、
プリキュアたちの行きつけのお店である
ナッツハウスが
郊外にあったことからも分かるように、
敵との戦いと、いわゆる日常とが
あまり関わらなかった感じでしたが、
今回は四つ葉町商店街が出て来たり、
プリキュアの戦いをテレビが中継したりと、
かなり現実世界と地続きのような印象があります。
別のいい方をすれば、
おジャ魔女どれみワールドに近い印象。
後にパワーアップした時に
キュアピーチが持つ武器って、
どれみが使う魔法の杖ポロンと
そっくりだし(苦笑)
と同時に、男の子向け特撮度が増した感じ。
敵の作り出すクリーチャー・ナキワメーケは
まったくもって怪獣のような描かれ方だし、
これは全く個人の印象にすぎませんが、
「プリキュア・ダブルキック!」とか
「プリキュア・トリプルキック!」とか言って
技を繰り出されると、
やっぱ連想しますわなあ、
同じ東映の例のシリーズ(藁
これからどんな展開になるのか楽しみですが、
これまでに観た10話分のうち、
傑作だと思ったのが、
2009年3月8日放送の第6話
「消えたハンバーグ!大好きなものを守れ!」
(脚本:山下憲一 演出:座古明史
作監:河野宏之)と
2009年4月5日放送の第10話
「タルトが祈里で祈里がタルト!?」
(脚本:赤尾でこ 演出:石平信司・三塚雅人
作画監督:飯飼一幸)のふたつ。
第6話は、ナキワメーケが
子どもたちの好きなものを消していく
という話ですが、
より子どもたちを不幸にするために
母親を消すことを思いつく。
そのため、キュアピーチこと桃園ラブの母親も、
ラブの目の前で消える、という展開で、
この展開が読めた時点でびっくり。
ここまでひどい目にあったプリキュアは
いないと思いますねえ。
母親が消える前に、その日、
ラブが母親とケンカしていたこと、
そのケンカのきっかけが
夕飯のハンバーグが消えたことが
原因だったというあたり、
ラビリンスの作戦とストーリー展開とが
密接につながっていて、
そこらへんにも脱帽しました。
第10話は、
プリキュアたちのマスコットである
フェレットに擬態した妖精タルトと
キュアパインこと山吹祈里(いのり)が
ナキワメーケの能力によって
人格(?)が入れ替わってしまう話。
動物病院の医師が
初診の方はまず書類にサインをと言うと、
カラスに変わってしまった主婦が
この手でどうサインしろというんだい!
と返す場面には、思わず笑っちゃいました。
あと、単に入れ替わるだけならありがちですが、
タルトは話せないという設定なので、
祈里と入れ替わって身体が祈里でも
タルトは話せない。
思わず人間の言葉を喋りそうになって、
という状況設定が見事。
そう思いません?
自分的には、ものすごく感心したのですが(藁
こうしたドタバタな設定が楽しいのは
もちろんなのですが、
単にドタバタだけに留まらないものがありました。
祈里は動物病院の娘なのにフェレットだけは苦手
(という設定なんです。それがそれで、
それまでにも面白い場面を作っていたのですが)。
その苦手なフェレットと入れ替わることによって、
苦手度を克服し、心を通わすようになるのですが、
そのきっかけとなる祈里の父親の言葉が素晴しい。
祈りは昔、フェレットに噛まれたことがある。
でもフェレットからしたら、ひどく噛んだつもりはない。
動物と人間とでは同じケガをしても、
痛みの度合いが違う、
獣医になるならそこを見極めなければならない、
という、人によっては
ありがちと思うかもしれない台詞でしたが、
その台詞を、祈里のフェレット嫌いを克服し
タルトと心を通わすという展開にからめて、
視聴者である子どもたちへの教訓まで
さりげなく盛り込んでしまうわけですから、
これはもう、子ども番組の王道とはいえ、
奇蹟のような脚本だと感心しました。
東映アニメの底力を感じさせる2作でした。
う~む、語ってしまった(苦笑)
長文深謝m(_ _)m