$圏外の日乘-わかつきめぐみの宝船ワールド
(ビクター音楽産業 VDR-1358、1987? 4.21)

いわゆるイメージアルバムで、
白泉社のまんがをベースにした
イメージアルバムのシリーズ
「ファンタスティックワールド」の第11弾です。

『So What?』第2巻(文庫版でも第2巻)収録の
「そー・ほわっと? 番外編 宝船船上大宴会」
を読んで以来、欲しいっ! と思っていたので、
渋谷のレコード屋(CD屋?)で見つけた時は
狂喜乱舞ものでした。

レコード盤もあります。
カセットテープ版もあるのかな?
それらがCDと同時に発売されたのかどうか、
正確には分からないので「1987?」としときました。
CDには「O・4・21」とあるだけなんだよね~。

ムーンライダースの鈴木慶一が
プロデュースしたアルバムで、
それというのも、わかつきさんが当時(今も?)
ムーンライダース・ファンだったから
実現したみたいですなあ。

白泉社文庫版『So What?』第4巻には、
鈴木慶一の談話が解説として載っていて、
それによると、この手の仕事は
『綿の国星』と『宝船ワールド』だけだってから、
すげーじゃん。

て、今の若い人(?)の何人が
大島弓子の『綿の国星』を知ってるんだろう?(藁

自分も、ムーンライダースは
アグネス・チャン絡みの仕事しか
知らないっすけど(^_^;ゝ

「♪AからZは 遠くてトナリよ」
という歌詞が印象的な
「So What?」(作詞:滋田みかよ)や、
「♪悩みなよ Boys & Girls
  若いって時間を無駄に使えること」
という歌詞が心にしみる
「ハハ・ハ・カナシ」(作詞:一色進)、
お米の銘柄が延々続く
「米犬ワルツ」(わかつきめぐみ作詞)とかは、
何度も聴いたので、
カラオケにあれば楽しげに歌えそうですが、
この手のはないんだよな~(藁

やはり、わかつきめぐみ作詞で、
わかつきワールドの(その時点での)キャラ満載の
歌と台詞による「宝船船上大宴会」は、
何度聴いても楽しいのですが、
上の鈴木慶一の談話によれば、
30人を超すアーティストその他を使いながら
同録でないそうで、そうとは思いもよりませんでした。

「宝船船上大宴会」には
わかつきさんも参加しているので、
徹夜明けの生声も聴けたりします(藁

ともあれ、これ、
CDで出ててくれて良かった、
買っといて良かったと、しみじみ思います。