
(白泉社 JETS COMICS、2007.12.5)
白泉社文庫『言の葉遊学・ご近所の博物誌』
カバー袖の既刊リストを見て、
ありゃ、持ってないや、
と思って(ほんとにファンなのか? w)、
バイトで行った先の、
3軒目の本屋で見つけました。
近所の本屋には入らなかったんだもの 。゚(T^T)゚。
たぶん……ね(笑っ
土地神さま(男神)のところに住んでいる
小さなお獅子を狂言回しにしたシリーズ。
題名にあるように、暦に合わせて、
プロローグと13の短いエピソードで構成された
和風ファンタジーまんがです。
『So What?』の頃は、
和風というより洋風ファンタジーでしたが、
『広辞苑』を逆から引きつつ
各エピソードのタイトルを探していたことや、
内田百間(正しい字は門構えに「月」です、為念)が
愛読書だった(今もかな?)ことから分かるとおり、
わかつきめぐみは和テイストにも強い。
そういう作者ならではの面白みが、
なごみタッチで描かれていて、
ほんわかした気持ちになります。
奏楽衆・栗々派の楽器に棲む妙なものや
くさびら、吹流しといったキャラクターが楽しい。
くさびらネタは『So What?』に出て来た
笑うキノコ以来かも、ですね。なつかしー(藁
個人的には、酒を飲んで酔いつぶれる大木、
サイコー(///∇//)
ちゃんと、樹がカメから酒呑んでる絵、
描いてあるんですよ~w
わかつきめぐみのまんがは、
酒への愛が満ちていて、
そこも(そこが? w)好きです:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
ラストに、この星に住む者たちへの願いが、
さりげなく描かれているのも、いいです。
あとがきを読むと、
四半世紀ほど前に金沢と京都に住んでいた、とあり、
四半世紀前には金沢の町中で
すれ違ってたかもしれないな~、と思うと、
ますます親しみが湧いてきました。
自分も昔、金沢に住んでいたことがあるので。
てか、出身地なんだけどね(藁
で、ふとカバー袖を見たら、
また1冊、持ってない本が……
ほんとにファンなのか~? (-。-;)