先日、観にいったライダー映画の上映後に
寄った本屋で見つけました。

$圏外の日乘-清々と(1)
(少年画報社 YOUNG KING COMICS、2010.1.10)

谷川史子(たにかわ・ふみこ)は
少女まんが誌『りぼん』出身です。

りぼんマスコットコミックス時代から
愛読している作家さんの一人。

繊細で可愛らしい描線と
ユーモアのセンス、登場するキャラの性格が、
自分の趣味にぴったんこなのでした。

最近は青年誌にも進出。
本作品は『ヤングキング OURS [アワーズ] 』に
連載されたものです。

憧れの鈴蘭女学院に進んだ
田中清(たなか・さや)を中心として、
彼女や彼女の友人、教師たちを描いた学園もの。

「ごきげんよう」なんて挨拶を交わす女学校に
まあ、庶民というべき清が入学して、
文武両道のダンディな同級生に可愛がられる
なんてとこは、『聖白百合騎士団』みたいだな~。

あ、決してアクションものではありませんので(藁

お嬢様が自分とは「何か違う」のは
「おしとやかさとか かっこいい特技とか」
ではないことに気づいて、
自分が空っぽであることに落ち込む清が
再び笑顔を取りもどすまでを描いた第1話、

笠智衆のファン(藁)で、男っ気ゼロだった清が、
人を好きになる感情がどういうものか、
自分なりの答を見つける第2話、

なんて、サイコーのエピソードですね。

こういうのが青年誌に載る時代なのか~(しみじみ)

母校に赴任することになった
新任英語教師を描いた第3話、

そして細かい設定は読んでのお楽しみ、
いかにも谷川さんらしいラブコメ系の第4話と、

久々に谷川ワールドを堪能させていただきました。

オビを外してカバーを広げると
こんな感じ↓

$圏外の日乘-清々と(1)カバー全体

なんか、買ったまま未読のコミックス
(て、あるんかいw)を
読みたくなってきちゃったなあ。