中野振一郎の
ゴルトベルクの新盤を買うときに
検索してたら、見つけました。

$圏外の日乘-DVD『ブランシェのチェンバロ』
(デジタルセンセーション、2009.8.30)

〈世界の楽器コレクション〉という
DVDシリーズの1枚目で、
その200部限定先行発売版らしいです。
だからでしょうか、DVD番号は見あたりません。

内容は、2007年12月1日に行なわれた
浜松市楽器博物館レクチャーコンサートの
ライブ映像を収めたものです。
映像はトータルで35分。

レクチャー・コンサートというのは、
そこで弾かれる楽曲や楽器について
観客への解説が入るコンサートのことです。

たとえていえば、
テレビ朝日で日曜朝にやっている
クラシック・バラエティ番組
『題名のない音楽会』みたいなもの
といえばいいかなあ。

そういえば昔、TBS系で
『オーケストラがやってきた』
という番組もやってましたね
(1972年10月~1983年3月放送)。

昔話はともかく(苦笑)
中野のレクチャー・コンサートDVDですが、
こんなの、いつのまに出てたんだ~
と、びっくりして、
お値段がリーズナブルだったのと、
Amazon 在庫が少なかったのとで、
即買いしましたf(^^;

ここで演奏されているのは、
浜松楽器博物館が所蔵する
ブランシェ(2世)が1965年に製作した
フレンチ・タイプの2段チェンバロを
修復したものです。

選曲は、当然ながら
18世紀のヴェルサイユで鳴り響いた
クラヴサン(チェンバロのフランスでの呼称)曲限定。
フランスのクラヴサン曲は、
とらえどころがなくて、今イチ
と思ってましたが、
レクチャーされて聴くと、
勘所が分かって、また格別。

自分、頭で聴いちゃう人なので(^^;ゞ

ロワイエの「スキタイ人の行進」、
これは曽根麻矢子のCDで聴いたことありますが、
曽根の演奏とは微妙に異なっていて、
それがまた面白いですね。

レクチャー・コンサートのライブ録音なので、
会場からのノイズがやや目立ちますが、
それさえ気にしなければ(気にならなければ)、
チェンバロ演奏のフィンガリングも確認できるし、
お値段も手ごろだし、おすすめです。