で、じゃあ、グールドのCDで何が好きかというと、
下に写真で掲げた盤ということになります。

(ソニークラシカル SMK 52 620、1997)
輸入盤なんで、発売月日までは分かりません。
買った後で、日本盤が出て、
がっくしした記憶があります。
輸入盤の方が安いことは分かってますが、
ライナーなんかを読むのが好きなので
(中には通り一遍のライナーもありますが)、
両方ある時は日本盤を買うことが多いですね。
その日本盤のタイトルが
『未完のイタリアン・アルバム』です。
調べたら1997年5月21日の発売でした。まだ入手可。
なぜ『未完の』というタイトルかというと、
この盤で公式には初リリースとなった
バッハの〈半音階的幻想曲とフーガ〉(79年録音)の
フーガの部分の録音が残されていないからです。
その代わりといってはなんですが、
冒頭に入っている
マルチェルロの主題のよる
協奏曲 BWV974(79年録音)は
全三楽章とも入っていて、これが実にいい。
これは、マルチェルロというイタリアの作曲家の
有名なオーボエ協奏曲を、
バッハが鍵盤用に編曲したもので、
原曲は映画音楽に使われたりしてます。
ぼくはこの曲を
曽根麻矢子のチェンバロ演奏で初めて知りましたが、
その時から超お気に入りの曲なんですね。
曽根さんのチェンバロ演奏もチョーいいんですが(笑っ
グールドのピアノ演奏版も実にいい。
その他、〈イタリア協奏曲〉BWV971(59年録音)の、
特にその第3楽章の疾走するような弾きっぷりは
耳に心地よく、サイコーです。
この人(グールド)の指はいったいどうなってるんだ、
と思うくらい。びっくりすること請け合いです
(あ、またゲージュツ的評価じゃないw)。
『未完の』とある次に『イタリアン』とあるのは、
上のふたつの協奏曲に代表されるような、
イタリアン・スタイルの曲が集められているから
(そういう企画盤を出そうとしていたのかな?)
でもあると思います。
半音階的幻想曲の演奏が終わると、
何だかプツッと切れた感じで、
ちょっと寂しくもあり、物足りなくもあり……。
とはいえこの盤、何回聴いたか知れやしない。
レコードと違って、すり切れないからいいですね(^^)
ぼくはレオンハルト・シンパ、
古楽シンパではありますけど、
そういうことを超えた次元で、超オススメ盤です。
下に写真で掲げた盤ということになります。

(ソニークラシカル SMK 52 620、1997)
輸入盤なんで、発売月日までは分かりません。
買った後で、日本盤が出て、
がっくしした記憶があります。
輸入盤の方が安いことは分かってますが、
ライナーなんかを読むのが好きなので
(中には通り一遍のライナーもありますが)、
両方ある時は日本盤を買うことが多いですね。
その日本盤のタイトルが
『未完のイタリアン・アルバム』です。
調べたら1997年5月21日の発売でした。まだ入手可。
なぜ『未完の』というタイトルかというと、
この盤で公式には初リリースとなった
バッハの〈半音階的幻想曲とフーガ〉(79年録音)の
フーガの部分の録音が残されていないからです。
その代わりといってはなんですが、
冒頭に入っている
マルチェルロの主題のよる
協奏曲 BWV974(79年録音)は
全三楽章とも入っていて、これが実にいい。
これは、マルチェルロというイタリアの作曲家の
有名なオーボエ協奏曲を、
バッハが鍵盤用に編曲したもので、
原曲は映画音楽に使われたりしてます。
ぼくはこの曲を
曽根麻矢子のチェンバロ演奏で初めて知りましたが、
その時から超お気に入りの曲なんですね。
曽根さんのチェンバロ演奏もチョーいいんですが(笑っ
グールドのピアノ演奏版も実にいい。
その他、〈イタリア協奏曲〉BWV971(59年録音)の、
特にその第3楽章の疾走するような弾きっぷりは
耳に心地よく、サイコーです。
この人(グールド)の指はいったいどうなってるんだ、
と思うくらい。びっくりすること請け合いです
(あ、またゲージュツ的評価じゃないw)。
『未完の』とある次に『イタリアン』とあるのは、
上のふたつの協奏曲に代表されるような、
イタリアン・スタイルの曲が集められているから
(そういう企画盤を出そうとしていたのかな?)
でもあると思います。
半音階的幻想曲の演奏が終わると、
何だかプツッと切れた感じで、
ちょっと寂しくもあり、物足りなくもあり……。
とはいえこの盤、何回聴いたか知れやしない。
レコードと違って、すり切れないからいいですね(^^)
ぼくはレオンハルト・シンパ、
古楽シンパではありますけど、
そういうことを超えた次元で、超オススメ盤です。