圏外の日乘-六本指のゴルトベルク
(岩波書店、2009年2月24日発行)

写真のオビの惹句にもありますように、
音楽(クラシックとジャズ)絡みの
普通小説とミステリを紹介した本です。

作者は現役ピアニスト。
この人の弾いたドビュッシーのCDが
ウチにも1枚あったかなあ。

本のタイトルは、
トマス・ハリスの有名なキャラクター、
ハンニバル・レクター博士が
バッハのゴルトベルクを弾く場面を
ふまえたものです。

昔『ハンニバル』(1999)を読んだ時は
レクターがチェンバロを弾くシーンで、
おおっと思ったのを、いまだに覚えていますが、
六本指だということは忘れていたなあ。

あと、『羊たちの沈黙』(1988)に
ゴルトベルクを聴く場面があったこと、
すっかり忘れておりました。

映画の方にもゴルトベルクが使われているらしい。
てことは、バッハ映画じゃないか!
知らなかった、てか、覚えてない。
『羊たちの沈黙』、映画の方も
観てるはずなんだけど...orz

ちなみに、別に
バッハのことばかり書いてるわけじゃないし、
むしろバッハ以外の作曲者を紹介した章の方が
興味深かったりします。

ミステリや小説が好きで、かつ
ピアニストって「人種」に興味のある人に
おすすめ……かもしんない(藁

というのも、つい最近、読んだのに
ほとんど忘れてるしf(^^;

あ、でも、クラシックのピアニストが、
どえらい人種だということは
よく分かったんですけどね(苦笑)

こういうのは、本屋の棚の前に立ったとき、
ふと紹介されていた本を思い出して買ったりする、
という類いのもので、それでいいと思います
(いい訳かあ? w)