圏外の日乘-オールナイト・イベ(チラシ)

奈央ちゃんの参加が急遽決まった、ということで、
16日に渋谷シアターTUTAYAで行なわれた
Neo Action シリーズ最新作公開記念イベント
「最強グロ&アクションオールナイト」に
行ってきました(以下長文。深謝 m(_ _)m )。

MCはジャンクハンター吉田さん。
イベント開始は23:30でしたが、多少押して始まり、
MC登場後、奈央ちゃんを除くゲストが一気に登壇。
舞台下手から、田渕寿雄(『聖白百合騎士団』監督)、
増本庄一郎(『真一文字 拳』監督)、
辻本貴則(『ハード・リベンジ、ミリー』監督)、
山口雄大(『地獄甲子園』監督)、
坂口拓(『魁!男塾』監督。『地獄甲子園』主演)、
西村喜廣 (『東京残酷警察』監督)の順で着席。

最初の自己紹介挨拶で、増本監督が、
「『ハード・リベンジ、ミリー』の……」
といきなりギャグをかまし、
山口監督もそれに乗っかり、
他に西村監督が
「『ハード・リベンジ、ミリー』も
 やりましたけど、特殊メイクで」と乗っかって、
一気に会場の笑いのツボをつかんでました。

ちなみに今回ググってみたら、
西村監督は奈央ちゃんの映画デビュー作
『自殺サークル』(園 子温監督、2001年公開)の
美術を担当されてた方でした。びつくり。

MC:マイ・フェイバリット、グロ&アクションは?
田渕:ホラーやグロは苦手ですね。
   アクションではロバート・ロドリゲス監督が好きです。
増本:『ババアゾーン』が好きです。
   アクションは……映画はあまり観ないんで……
MC:カンフー映画をあげればいいじゃない(笑)
辻:アクションは『男たちの挽歌』
  『狼 男たちの挽歌・最終章』とか、
  ジョン・ウー監督のものは好きですね。
  グロだと『死霊のはらわた』。
山口:『死霊のはらわたIII キャプテン・スーパーマーケット』
MC:あれ、オチがふたつありますけど、どちらが?
山口:落語みたいなオチの方が好きですね。
坂口:『テキサス・チェーンソー・ビギニング』とか、
   手持ち系が好きなんです。
   アクションだと『ワンス・アポン・ア・タイム/天地大乱』
西村:『真一文字 拳』ですね(会場笑)

MC:最後に今回上映される作品の見どころを。
全員:え、もう!?
MC:時間が押してるんですよ。
山口&坂口:『ROOKIES —卒業—』が話題になってますけど、
      『地獄甲子園』はそのハシリだよね。
      そういう視点で観ていただくと面白いかと(笑)
辻:夏に『ミリー』のパート2が公開されますので、
  それを頭に入れて観ていただけたらな、と。
増本:これを観て、カンフーを始めるきっかけになれば、と。
田渕:初めから最後まで百合の映画です。

とか言ってたと思いますが、
西村監督や、増本監督、山口&坂口両人が
ボケやツッコミを入れたりして、
飲み屋で話しているような感じだったのと、
当方がグロ&アクションというジャンルに弱いこともあり、
まともにメモは録れていません(スマソw)。

ここでMCが、今日は素敵なゲストがもう一人、
と言って、ようやく奈央ちゃんが登壇しました。

で、奈央ちゃんの座る場所をめぐって
椅子を動かすなどして、またゴタゴタあって
(ああ、ほんとグダグダだったなあ[ま、いい意味でw])、
結局舞台下手側、田渕監督と増本監督の間に着席。

長澤:(監督連&MCに)何だか楽しそうでしたね。
   こんばんは、長澤奈央です。よろしくお願いします。
MC:今回、お嬢様役だったんですが、
   大変なことってありましたか?
長澤:監督に、おばさんぽいねって言われました。
田渕:奥様みたいだって言ったんだよ(苦笑)

で、『聖白百合騎士団』が話題の中心になったので、
舞台上手側は上手側で違う話をし出して、
MCからだったか、奈央ちゃんからだったか、
何か興味ない感じですよね、というツッコミが入った後、
MCから、他のゲストに『聖白百合騎士団』の感想を聞かれ、
増本監督が例によって
「始まって22分くらいのところが……」と言い出し、
坂口さんが「そうそう、おまんじゅうを食べるところ」と受け、
他のゲストが、珍しく予習してるじゃん、とかツッコミを入れ(笑)、
坂口さんが続けて、
「田渕監督はアニメ好きじゃないかと思いましたね」と言うと、
田渕監督「その通りです」と応えるという、
感じのとこがメモに残ってます(苦笑)

ゲストのどなたかが(西村監督?)、
どういうスケジュールでした? と聞くと、
増本監督が「こちら(『聖白百合』)を1週間撮って、
もう1週間で、こっち(『真一文字』)を撮る
というスケジュールでした」と応えると、
西村監督が「予算は?」と訪ね、
それはちょっと、ほらプロデューサが(舞台脇の入口で)見てるし、
と全員からツッコミが入り、

増本:昼ご飯が麻婆タケノコご飯になるくらいの予算です。
山口&坂口:俺たちの現場なんて、
      毎日ノリ弁という時もあったよなあ。
MC:麻婆タケノコご飯、いかがでした?
長澤:美味しかったです。
田渕監督:まずかったよ(苦笑)
長澤:そうですか? あたしは美味しかったですけど。
   あと、ほら、スイカが出たんですよね。

そこで、MCから、いつごろの撮影でした?
という質問が入り、夏で熱い時だった、という話になって
(という流れだと思うんですが)、
奈央ちゃんが「増本監督の現場は
クーラーがあったんですよね」と振り、
『聖白百合騎士団』は廃校での撮影だったので、
クーラーはなかった、という話が出て、

田渕監督:長澤さんは涼しそうにしてたけどね。
長澤:ええ、そうでしたか?
田渕監督:頭の上にぴったり氷のうを載せたスチールがあったよね。

(そういうスチールがあるんなら、公開してください!
 心のつぶやきw)

その後、増本監督が、先日の舞台挨拶の時のバリ
(立ち位置を示すテープ)をはがし出した、
というメモが残ってますが、流れは失念(苦笑)
あと、対戦車ライフルは重かったでしょう
みたいな話も出て、

MC:撮影で苦労した点は?
長澤:想像してた以上の血のりを浴びたので、それが大変でした。

それをきっかけにして、だったかどうか(笑)、
ではここで、西村監督が製作中の
『吸血少女対少女フランケン
 (VAMPIRE GIRL VS FRANKENSTEIN GIRL)』
(友松直之・西村喜廣監督、2009年晩夏公開予定)
の予告編を観ましょう、ということになりました。

ええと、自分はああいう
スプラッタ・パンクみたいな映像は引くんですけど
テロップに津田寛治の名前が出てて、びっくり。
このレポのためにググってみたら、
斎藤工くんが出てることも知って、さらにびっくり。
原作が内田春菊だと知って、びっくり×3(藁

予告編上映の後、全員が立って挨拶をしてフィナーレでした。

その後、以下の流れで上映。

『聖白百合騎士団』(田渕寿雄監督、2009年公開)
『真一文字 拳』(増本庄一郎監督、2009年公開)
(休憩)
『ハード・リベンジ、ミリー』(辻本貴則監督、2008年公開)
(休憩)
『地獄甲子園』(山口雄太監督、2003年公開)
(休憩)
『片腕マシンガール』(井口昇監督、2008年公開)

この内、『地獄甲子園』と『片腕マシンガール』は
それぞれ90分ほどの作品で、
他と比べて長いなあと思いつつ、
最初の2作品以外は全部初見の作品だったので、
根性で観通したことでした。

初見で面白かったのは(個人の感想ですw)、
水野美紀の超クールな演技とアクション、
そして紗綾の怪演が意外とハマってて大受けした
『ハード・リベンジ、ミリー』と、
八代みなせの美少女アクションがヲ仲間の間でも好評だった
『片腕マシンガール』。
後者には名バイプレーヤー諏訪太朗も出てます。
あと、最初の方でグロい殺され方をする
警察官の妻役の菜葉菜は、ググったら、
映画『自殺サークル』がデビュー作と知り、またびつくり。

なお、『片腕マシンガール』上映の前には、
上映に際してのエチケット、という内容の
冗談ショートムービーが流れました。
グロい場面では拍手をしましょうとか、
スプラッタ映画鑑賞作法をパロったものでしたが、
映画の出来が悪くても、
製作者に当たるのはやめましょうという注意では、
井口監督と西本監督がふんどし裸で出て
女性観客にはたかれるという、
自己パロディも入ってました。

オールナイトで映画を観るのは、たぶん学生時代以来です。
とはいえ、ふだんから宵っぱりな生活なので
体力的には大丈夫だとは思ってましたけどね(苦笑)

参加された皆さん、お疲れさまでした。