圏外の日乘-0093 女王陛下の草刈正雄
(TBS発売/TCエンタテインメント販売、TCED-0240、2008.2.6)

昨晩は、ふと思い立って、草刈正雄初登場の
『ケータイ刑事 銭形泪』第14話を観ている内に、
興が乗って、同じく草刈・黒川芽以コンビが出ている
映画『0093 女王陛下の草刈正雄』
(2007年公開、監督:篠崎誠、脚本:加藤淳也)
を観直したことでした。

俳優の草刈正雄は、実は英国諜報部員だった
という設定のおバカ映画です。
もちろん、007シリーズに代表される
スパイ映画のパロディです。
007は殺人が許可された者を示す番号なのですが、
0093は何のコードネームなのかは、分からない(藁

黒川芽以は、草刈正雄の正体を暴こうと付け回す
スポーツ新聞の記者役で登場しています。

今回が3回目の視聴。
オーディオ・コメンタリーが付いているので
(何と水野晴郎と黒川芽以の二人)、
最低2回は観ないといけなかった(苦笑)

草刈正雄といえば、映画俳優としてより、
子供のころ観たテレビドラマ
『華麗なる刑事』(1977)での、
田中邦衛と組むロス帰りの刑事役の印象が強いのですが
(ドラマとして面白かった記憶はないけどw)、
今、調べてたら、『華麗なる刑事』での役名が
『ケータイ刑事』での役名と同じじゃあ、ないですか。
ファンには周知の事実なんでしょうけど、
今ごろ、びつくり(苦笑)

『0093』には、特撮ファンお馴染のところでは、
唐橋充と諏訪太郎が出演。
劇中に出て来るIT企業のビルは
『555』のスマートブレイン社と同じなので、
たぶん作り手側の狙いではないでしょうけど、ウケました。
あと、『路地猫』舞台でお馴染のところでは、
中原和宏(栄治の父親役)が出演しています。

ちなみに『ケータイ刑事 銭形泪』の
草刈正雄初登場回には、森田ガンツが出ていて、
びっくりしたっけなあ(チョー若いw)

『0093』を最初に観た時は、
バカ映画だなあとゲンナリしたものでしたが、
3度目の今回は、素直に愉しめました
(酒を呑んでいたせいもあるかな? w)。
この手の映画は筋を追うよりも、
細部の笑いの仕掛けを愉しんだ方が、
ベターなんでしょうね。

お気に入りのシーンは、
IT企業ビルに潜入した黒川演じる記者が、
和田聰宏演じる相棒のカメラマンに
変装の若作りと胸の小ささを揶揄されて、
切り返す台詞を言う場面です(藁

なお、ツインパックの方を買ったものの、
セットの『スパイ道 —完全版—』の方は、
いまだに観ていません。
そういうものです(遠い目)