
先日、『ヨムトシヌ』PART 1 を観に行ったときに、
渋谷の古書センターで購入。
店頭100円コーナーにありました。
かつて(中学生の時)天才美少女作家として
文学新人賞を受けた男子中学生・井上心葉(このは)。
高校生になった彼は、
物語が書かれた紙を食べちゃう奇癖を持つ
文芸部の先輩・天野遠子のために、
せっせと物語を書いている、というのが基本設定の
シリーズ第1作です。
ふだん、ラノベ(ライト・ノベル)は読まないんですが、
ちょっと時間が空いたんで手を出したのが運の尽き。
あっという間に読み終えました。
太宰治って、こういう形で消費され続けているのか~
と、ちょっと感動(感心)
ただ、「駆込み訴え」を
「駆け込み訴え」と表記するところでは、
ちょっと冷めましたけどね(笑)
過去の事件の謎ときの場面で、
屋上に登場した天野遠子の名のりに大爆笑。
大ウケしてしまいました。
自分が高校生の時にこれを手にしていたら、
ハマっただろうなあ、と
ちと甘ずっぱい気分にもなったことでした。
●データ
題名:“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ)
作者:野村美月
版元:エンターブレイン(ファミ通文庫)
発行:2006年5月10日