
ひざを故障して引退した元アメフト選手
ザック・チェイスティーンが活躍するシリーズ第2作。
ザックは、
フロリダの東海岸で、自然に囲まれた広大な土地に住み、
雑誌編集者のステキな恋人を持ち、
ネイティブ・アメリカンの血を引き、不思議な力を持つ相棒と
悠々自適な生活を送っている、という設定。
ザックのユーモアあふれる語り口と
スピーディーな展開が楽しめるミステリ。
ちょっと男性的価値観(マッチョイズム)が
勝ちすぎる嫌いはあるものの、
こういう、能天気に楽しめるタイプの小説を読んだのは、
久しぶりかも。
こういうタイプの小説を書かせると、
アメリカ作家は、実にうまいものです。