5月24日(金曜日) 曇り時々晴れ
最高気温が15℃くらいなのですが、風が強くて寒い日でした。
有給休暇を取得し札幌コンサートホールKitaraへ行きました。


早く着いたのでゆっくり中島公園を散策しつつ……


藤が満開

ライラックは終わりかけ

ツツジと枝垂柳

風に揺れる枝が美しい

お待たせしました、キタラです♪


念願叶い髙木竜馬さんのコンサート!
2022年のPMFで聴いたのはヴァイオリンと一緒でソロではなかったので、そちらも素晴らしかったですが、今回はピアノ堪能させていただきました!
小ホールで自由席のため、ペアチケットのお友達と待ち合わせし早く並んでお気にいりの場所を確保♪
演奏の響きを楽しめる席がいちばんの条件ですが、前が通路でお手元もお顔もよく見える最高の席をゲットできました。



プログラムです


モーツァルト:ピアノソナタ 第11番 イ長調「トルコ行進曲付き」KV 331
ラフマニノフ:幻想的小品集より 前奏曲「鐘」嬰ハ短調 作品3-2
ラフマニノフ(江口玲編曲):パガニーニの主題による狂詩曲 作品43より 第18変奏曲 変ニ長調
チャイコフスキー:6つの小品より「主題と変奏」ヘ長調 作品19-6
 

〜休憩〜

 
グリーグ:抒情小曲集 第5集より「夜想曲」ハ長調 作品54-4
ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「月の光」
シューマン:謝肉祭 作品9

 


今回のプログラムは、私の音楽人生においてとても大切にしているドイツ、オーストリア、ロシア、フランス、ノルウェーの作曲家から構成しました。

天上界のように美しいモーツァルトのソナタから始まり、荘厳なラフマニノフの鐘、儚く切なく美しいパガニーニの主題による狂詩曲の第18変奏曲を経て、チャイコフスキーの主題と変奏では様々な世界が色鮮やかに描かれています。

後半はグリーグとドビュッシーによる美しい夜の調べから始まり、メインとなるシューマンの謝肉祭はシューマンの数ある作品の中でも傑作と名高く、様々な登場人物が現れる色彩と情景に満ちた世界が広がります。

美しい響きに彩られた札幌Kitaraホールにて、愛して止まないシゲルカワイ『SK-EX』によって奏でられる、各国の偉大なる作曲家による壮大な音楽の旅路を皆様とご一緒する時間を、心より楽しみにしております。

♪髙木竜馬♪


開演時間となり颯爽と登場した竜馬さん、昨夜遅く札幌入りしたのでご飯を楽しめていないけれど、大好きなガラナは飲みましたなど雑談交えてご挨拶。

前半と後半の最初にまとめて曲の解説をして、その後はひたすらに弾く形式でした。


1曲目は上品で愛らしくてきらびやかなモーツァルト、ここで既にウィーンの宮廷にいるかのような空気感です。

そして2曲目「鐘」で聴衆の耳とハートを鷲掴みって感じですね。


後半のグリーグは流石!コンクール優勝のピアニスト!

夜想曲は北欧ならではの白夜の想いと解説されてましたが、本当に白夜に鳥が鳴く光景が浮かびました。

そしてメインの曲「謝肉祭」は圧巻!全身全霊をこめて燃え尽くしたかのように終わりました。

思わず「疲れてる!なんでこの曲弾くことにしたのかな?」なんて失礼なことを思ってしまいました、ごめんなさい。


総じてどの曲も美しく根底にタフなものを感じました。
頭の良い竜馬さんのとても雄弁な解説!そして堂々とした風格が漂うウィーン仕込みの演奏、ヨーロッパの風と香りに包まれました。

それから、浜松から輸送したシゲルカワイSK-EXの音色といったら!(CDの録音もSK-EX)以前、ふみくんや琢磨さんのコンサートでほぼ同じような位置の席で聴いた、ここのスタインウェイの音色と明らかに違っていて驚きました!
ピアニストが違うからではなく楽器の違いで、ふくよかで優美な音楽が優しく身体に浸透してくるようでした。


アンコールは本当に夢のようなトロイメライと「せっかく札幌まで来たから」と英雄ポロネーズも!竜馬さんの英雄ポロネーズはカッコいい男性ヒーローという感じ。もちろんスタオベです!


初めからそのつもりで行きましたので、CD購入してサインをして頂きました。玉光堂さんじゃなくてカワイさんが売っていたのかな?現金のみでした。
何を話そうか考えていても、いつも緊張して言葉が出てこない私なので、来年の札響&三浦文彰&髙木竜馬にも必ず行きますということだけをお伝えしました。

Kitaraを出たあとも竜馬さんの音楽の世界の余韻の沼から抜け出せずボーッとしながら帰りました。お友達と夜カフェ行きたかったのだけど、夜風があまりにも寒くて体調を崩しかねないと思い、おとなしく帰ることになりました。


https://twitter.com/RyomaTakagi/status/1793984970161303974?t=htQ_u9CE4KRitHo9TVdFkg&s=19

 

 

竜馬さんは、カワイさんと北海道の味覚を楽しんだり、しもんさんと飲んだりしたみたいですね。インスタのストーリーに写真がありました。

写真の投稿に載っている花束は、カワイの生徒さんみたいな女の子からステージで贈呈されてました。
カワイさんのお店は以前私が働いていたビルのすぐ近くで、入ったことがあります。カワイさんの方たち、キタラでも皆ニコニコ嬉しそうでした。

購入したCDを土日に聴いてコンサートの余韻に浸りました。
CDにはモーツァルトのソナタ(トルコ行進曲付)は入っていなくて、ラフマニノフの「鐘」から始まります。
グリーグとドビュッシーもコンサートと違う曲があって、「トロルドハウゲンの婚礼の日」あれこの曲すごく記憶に残ってるんだけど……記憶を掘り起こしたら反田恭平さんのコンサートで聴いていたのでした。
シューマン「謝肉祭」は舞踏会の様子が表現されていて、次々と登場人物が変わり曲がどんどん変遷していくのですが、不勉強なのでこの曲について何も知らず予習もしていませんでした。
そのためコンサートで聴いたときは、プログラムの解説を読めなくて(老眼なので暗いところで小さい文字は無理)ただただわけもわからず音楽を聴くのみ。
なのでCDを聴きながら解説を読み、ようやくシューマン様の意図が理解できました。

最後に札幌コンサートホールKitaraの中庭の写真を貼ります。

寒いので閑散としています
花は寒くても健気に咲いてますね



次にキタラを訪れるのは7月になりそうです。きっと中庭は沢山の人で賑っていることでしょう。

色々動画見ましたが、また別に書きます。