6月13日(金曜日)

ひとつ前の記事では昼間の江別市満喫エピソードを書きました。
俺クラスペシャル、北海道はお初だそうです。

ニュウニュウさんは10年ぶりのKitaraだと、流暢な日本語で言っていました。何度かTVで見た方です。
石田組長は何回か来札しているし、これからも札幌で演奏会の予定がありますね。演奏会へ行ったことがあり、大好きなヴァイオリニストです。
三浦一馬さんはTVで見たことがあります。5月にKitaraで演奏会があり気になっていましたが行けませんでした。
児玉さんもTVで見ました。まだ16歳の才能あふれる演奏家で北海道釧路市出身なので、絶対に聴いてみたいと思っていました。

江別から行ったのでギリギリに入りましたが、開場から開演まで30分しかないため、入口に長い列ができていました。
ほぼ満席ですね、女性客がとっても多いです。私の席は前から2列目で、周りの人達はすごくテンションが上がっていたので、熱心なファンの方たちだと思います。


プログラムです。
月の光の繊細で美しい演奏から始まりました。
そしてニュウニュウさんのソロ演奏が続きます。
夜露の雫が煌めくような、夢のように染みていくノクターンのメロディ……。
それが終わったと思ったら、ベートーヴェンの「運命」が叩きつけるように始まりました。ものすごい勢いで超絶技巧の名曲メドレー、F1レースみたいでした。

レガートな演奏では、腕が優美にふわりと舞っているかのように動かされ、とても優しく鍵盤に触れている様子が印象に残りました。
ニュウニュウさんは全曲演奏されてるのですが、細い身体に秘められた凄いパワーに圧倒されました。

石田組長は、とにかく至高の音色とでも言いますか、繊細な高音が美し過ぎるほど美しく、どんどん私の心が浄化されていきました。
リズミカルで激しい曲調でも美しさは変わらず、私の身体の細胞が響きに満たされ、なんとも言えない幸福感が広がります。

また曲によっては、クラシックとは少し違う音のピチカート奏法や、ボウイングによって不思議なザラザラした音を鳴らしていて、前から2列目なので組長の動作がよく見え、よくわかってとても良かったです。

三浦一馬さんのバンドネオンは、とにかく圧巻でクセになる魅力的な演奏でした。
情熱と哀愁と幸福とエトセトラ、全部が音楽で織りなされる、人生そのものみたいな楽器だなと思いました。もちろん奏者である三浦さんの腕があってのことかと。

編曲もされてますが、プーランクなんて「あっそうだよね、確かにプーランクだけどこんなふうに聴いたことなかった、魅力的」
すみません、私は批評家じゃないしプロでもないので、こんな表現で。

三浦さんは寡黙な組長と反対に明るくMCしてらっしゃいました。エンターテイナーですよね~。

ワクワクしながら待っていた児玉隼人さんが後半の後半でようやく登場!
最初の1音で、もう感動。
私は吹奏楽で全国大会金賞の団体に所属した過去がありまして、金管楽器の音はとても聴き馴染みがあります。メンバーは高校生と大学生と若き社会人達でした。
……で、16歳の児玉さんの音を聴いて、ああ天才ってこういう音を吹くんだ〜と感動したのです。
この少年は音楽に関して凡人にはできない経験をしているし、これからもそうなんだろうと。今日ここで奏でられる1音1音を決して聞き逃してはいけない、そんな気持ちにとらわれつつ耳を傾けていました。

クライマックスのラプソディー・イン・ブルーとリベルタンゴ。
これはもう最高で、演奏者と大ホールの客席の熱気が一体化していた感じです。

アンコール曲もピアソラ。
スタンディングオベーション、逃げる組長、引き止める三浦さん、最後まで楽しかったです。

そしてサイン会に急遽参加することになりました。私はプレミアムチケットで、全員のサイン入りポストカードを貰える特典付きでしたが、サインを事前に書けなかったのか?わかりませんけど、CD購入者のサイン会でサインしてもらうことに変わったのです。

長い長い列に並び、児玉さんニュウニュウさん三浦さんにサインしていただきました!
それぞれと一言ずつお話できて感激!

後で見ると、どれが誰のサインかわからない状態(笑)

黒い字は石田組長のサインです。
サイン会には居なかったのですが、ちょっと離れたところに立っていらして、突撃したらサインしてもらえたと、並んでいる間に他の人の会話で聞きました。
なので私も行きましたが、既にサインしてもらったらしいファンの女性たち数名に囲まれ、隣にはマネージャー?の女性がいて簡単に近づけなかったです。
でもマネージャーの女性がマジックペンを持っていたので、思い切って前に出て「お願いします!」とカードを差し出したら、組長にペンを渡しサインしてもらえました!

まさに突撃でした。めちゃくちゃドキドキしましたが、こんなチャンスめったに無いでしょう。
至近距離で音楽を楽しみ最高の夜でした。
やっぱり室内楽は近くの席が良いです。オーケストラが美しく聴こえる2階席にいた友人は、音のバランスが悪かったと感想を言っていました。

私が大大大好きな元ウィーンフィルコンサートマスターのキュッヒル様、PMFの演奏会でチケット取るのが遅くて2階席なんですけど、室内楽なんですよ。
前の方で聴いたら天国なんですが、2階だとどんな感じかな?弦管のみかと思うので大丈夫だと予想はしてます。

石田組長、次回のKitaraの演奏会を宣伝してまして、ポスター入ってました。まだ発売前です。
7月はこれ。私は残念ながら行けません。
ヒタルで札響と。

児玉隼人さんのKitaraは完売みたいです。でも来年3月、札響の定期演奏会に出るそうですよ。

SPICEさんの記事を貼っておきます。
北海道に初上陸! 最高にエキサイティングな編成で贈る『俺クラ・スペシャル』、その見所とは?~三浦一馬(バンドネオン)×ニュウニュウ(ピアノ)インタビュー | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス






中島公園はお祭りムード。北海道神宮例祭の夜店が立ち並び準備をしていました。

菖蒲池の花菖蒲が満開でした。


白い花が咲いているのはニセアカシアの樹です。とっても甘い香りがします。


さて、気になったネット記事を貼っておきます。


6月26日も有給休暇取ってKitaraでお待ちしてまーす!

余談
江別市にtoitoitoiというカフェがあるので行きたかったのですが、なんと今年閉店してしまいました。
琢磨さんファンとしては行ってみたいところだったのに、残念です。